第97話 リグリション島の言い伝え
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そんなのどうでもいいわい。」
マ「!!?」
マスターは上を見上げると、
マカ「親にとって、一番大切なものは子供の命じゃ。1人でも命が欠ければ人生は大きく変化する。」
マスターの言葉にまたマヤの瞳に涙があふれる。私も泣けてきた・・・
マカ「1人の幸せはみんなの幸せ、1人の怒りはみんなの怒り、そして、1人の涙はみんなの涙。お前にはみんなの心が届いてるはずじゃ。」
マ「ひっ・・・ひく、マ、マスター・・・」
マカ「フレイが死んだのはお前を守るため。いつも笑っているマヤが泣いてどうする。お前にはいつも笑っていてほしい、フレイも、みんなも、そう思ってるはずじゃ。」
マスターはすでに気づいてたのね。フレイが、死んじゃった事を・・・
マカ「寂しい時や悲しい時はいつでも仲間に相談しなさい。お前は・・・妖精の尻尾の魔道士の一員なんじゃから。」
もう耐え切れない・・・!!
マ&ル「あーーーーーん!!」
ナ「何でルーシィが泣くんだよっ!?」
だって・・・マスターの言葉に、感動しちゃったんだもん・・・
カ「ったく、仕方がないね・・・ほら、マヤも泣くのは止めなよ。たった今マスターに言われたでしょ。あんたが泣いてどうするのよ。」
マ「ひっ・・・泣いて、なんか、いない・・・!」
そう言って立ち上がったマヤの瞳から大粒の涙がこぼれていた。
ナ「泣いてるじゃねぇか。」
マ「泣いてないっ!!」
私たちはいつの間にか全員笑顔になっていた。
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エ「マスター、そろそろギルドに帰りましょう。」
マカ「そうしたいんじゃがな・・・」
マスターが海を見る。私たちもそっちの方に目を向けると、
マカ以外「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
マグノリアからここまで来た船が、粉々に崩れてる!!
マカ「災いの天使(ディザスタエンジェル)のやつらが壊したみたいじゃ。」
それじゃあ。どうやって帰るのよ〜!!
ナ「泳ぐしかねぇだろ。」
ル「無理だからっ!!」
すぐさま突っ込む。どうして考え方が楽観的なのかしら?
マ&ハ「それがナツです。」
言われてみれば確かにそうね。その時、
?『アハハハハハ・・・』
全「!!!???」
どこからか声が聞こえてきた。子供の声・・・かしら?
ビ「何だ、今のは?」
ベ「何だ何だ?」
?『アハハハハハ・・・』
まただ・・・しかも、1人や2人じゃない・・・!
エル「
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