族結成
Trick31_チーム名は
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。
あと、御坂さんが勝てないと言ったのは子供の頃の印象が残っているだけで
攻撃力は御坂さんの方が確実に上です」
信乃の言葉に疑いを持ったものの、能力の計測結果の紙には頷くしかなかった。
それでも疑問は残っていたようで、唸っている。
その間に、同じように疑問に持っていた佐天が話してきた。
「でも信じられないです。私、信乃さんが戦っていたのを真近で見ましたけど、
どう考えても能力者にしか見えないですよ」
「佐天さん、小説家の≪アーサー・C・クラーク≫の有名な言葉を知っていますか?
『高度に発展した科学技術は、魔法と区別がつかない』
それと同じように、私のA・Tは超能力と見分けできないレベルにまで昇華している。
ただそれだけの事です」
「でもでも、A・Tは走って跳ぶための装置ですよね!?
それなのに『瞬間移動して』『火を出して』『時間を止めて』『バリアーを出して』
『真空波を出して』『分身の術を使う』ってことができるんですか!?」
初春は目を輝かせて聞いてくる。
「順番に説明していきますから落ち着いてください。
まず、A・Tについて。
これは初春さんが調べた内容を御坂さんから聞きました。間違いではありませんが
情報が足りなさすぎます。まあ、かなり昔のものですから調べられなくて当然ですね。
A・Tとは、モーターの付いたインラインスケート。
しかしただ地面を走るだけではなく、手すりを、壁を、鉄柵を、空中を、
疾走し滑り回転し跳ぶ。
より迅くより高く、それを目的に作られた。
超小型モーターをホイールに組み込み、高性能サスペンションと
エアクッションシステム、それを活かす超高性能演算装置で武装した自走シューズ。
それがA・T(エア・トレック)」
「ただのモーターが付いただけじゃなかったんですね・・・」
「すごいね!」
初春、佐天がそれぞれの反応を返した。
「それでも能力の説明にはなりませんの」
「急かさないでください、白井さん。今から説明しますから。
ただのモーターといってもA・Tの大きさに入る程の小さなモーターで
改造なしのノーマルで80km/hを出せます。
そのモーターをカスタム、そして走りの特訓をすれば
目にも止まらぬ高速移動を錯覚させて『瞬間移動』、
ストップ&ダッシュを繰り返して相手を混乱させる『分身の術』が
できるわけです」
「・・・・・・」
白井は黙ってしまった。納得したわけではないが、一応説明がつく。
「信じられなければ実際に見せましょうか?」
「いえ、一度は見ましたわ、信じますの。今は話を進めてくださいです」
「他の
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