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とある碧空の暴風族(ストームライダー)
族結成
Trick31_チーム名は
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の摩擦熱による陽炎。エレベーターで見た通り過ぎる影も当然信乃と宗像だった。

「細かいことは奥の部屋で座って説明します。行きましょう」

平然と案内する信乃だったが、他のメンバーは宗像が心配で
吹き抜けの方を何度も振り返りながらあとに続いた。




最上階の一室に移動後、信乃はお茶を飲みながらゆっくりと話し始めた。

「さて、私は能力について問題として出題していました。しかし先日、宗像 形が
 私と同じくA・Tを使っているのを見て白井さんと御坂さんにどういうことなのか
 問い詰められました。

 それでこのような場を用意して説明しようと思います」

「そのような前振りはよろしいですわ。わたくしは信乃さんのA・Tの事を含めて
 昨日の事件、操られた蛇谷と金髪の男、そして『ハラザキ』という人物について
 知っておかなければなりませんの。

 今後も知らないままでは風紀委員の仕事に支障が出ますわ」

「わかりました。全てに答えられるわけではありませんが、答えられる範囲のものは
 答えていこうと思います。

 でも、まずはA・Tについて説明します。この質問も白井さんが一番熱心ですし」

「それと一緒に信乃さんの能力についても説明して欲しいですの。
 A・Tについては初春が調べましたわ。
 一昔前に使われていたモーター付インラインスケート、ですわね。

 警察を騒がせるほどの性能を持っていたみたいですが、どう考えても信乃さんが
 見せてきた能力では説明がつきませんの。

 わたくしの知っている限りでも『空間移動(テレポート)
 『攻撃した人間の時間停止』『発火能力(パイロキネシス)』『爆発を防ぐバリア』
 『人を切り裂く真空波の攻撃』『残像を出せるほどの高速移動』
 それに木山先生との戦いでは『見えない壁』を出したとお姉様からお聞きしました。

 A・Tと組み合わせて使うことで効果をあげているようですが、どれが信乃さんの
 本当の超能力ですの?」

「私の能力、ですか。そういえば能力当て問題に答えてもらっていませんでしたね。

 本当であれば能力当て問題を出していた白井さんだけには『ギブアップするんですか?』
 とか聞いて少しいじめるつもりだったんですけどね。
 雰囲気が皆さん真面目なようなので、素直に答えさせてもらいます」

「それを聞くと信乃さんの持っている超能力が何か分からないのが
 わたくしだけのように聞こえますが?
 わたくし以外にも風紀委員支部にいた方にも問題は出されたはずですの」

白井が横の方を向いた。

自分だけでなくここにいるメンバーの何人かは能力当て問題を出されたはずだ。
白井は目線が訴えている。

「A・Tはともかく、能力に
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