暁 〜小説投稿サイト〜
とある碧空の暴風族(ストームライダー)
幕間
Trick-04_初めては信乃からやって欲しい
[14/17]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
えてんだ!!」

「わかった♪」

「美雪も了解してんじゃねぇ!」

この人に関わっていると女性としてのお淑やかさってのがなくなる!

美雪に強く言っても、天然で貞操観念が少し薄い、妖艶悪女になっちまうよ!

琴ちゃんにも学園都市に来たらここら辺の事をちゃんと言いきかせよう。
せめて恥じらいを持たせられるようにしないと。

(信乃のこの決断が、好きな人の前で恥ずかしさのあまり素直になれない少女、
 通称ツンデレールガンを生み出すことになるとは誰も思わなかった)



さて、今日は外出せずに家の中で遊ぶことになった。
美雪の心の傷が開いたりしたら大変だしな。

家の中といっても、遊ぶのに不自由はしなかった。御坂家には意外とゲームが多い。
俺の知っている限りの全てのゲーム機器があり、ゲームソフトも多種多様で
飽きることもない。色々なゲームを変えながら遊び、今は人生ゲームをしている。

「よし、結婚マスに到着♪」

「それじゃ雪ちゃん、車に人間の棒を追加して」

「ねぇ、これってゲームやっている人間同士だったら出来ないのかな?」

「何言ってんだ美雪。そんなルール「あるわよ」 あるの鈴姉!?」

「この『人生ゲーム・ファミリア』は、プレイヤー同士で親子関係になった、
 結婚できるのが特徴の最新版よ」

なんだその最新版は。絶対に売れないだろ・・・・

「それじゃ、信乃と結婚します♪」

「相手の同意があれば結婚完了よ」

ルール上問題ないなら俺はどうすればいいの?
一応、人生ゲームは財力を競争するゲームだし、断った方が面白いのかな。

断るために口を開こうとしたが、鈴姉の発言に遮られた。

「汝、美雪は、夫信乃を永遠に愛し続けることを誓いますか?」

「誓います」

「汝信乃は、妻美雪を永遠に愛し続けることを誓いますか?」

「・・・・誓います」

もういいや、好きなことには違いないし、これもゲームの一興でしょ。

これで美雪と“チーム”を組む、と思っていたのだが、鈴姉の言葉は終わらなかった。

「それでは、両者とも誓いのキスをしてください」

そう言うと同時に、美雪は顔を少し赤くしながらも俺に近付いてきた。

「ちょっと! ゲームでそこまでする!?」

「ゲームじゃないわよ。これはハッキリとさせた方が良い事だから。
 雪ちゃんの本当の支えになるためにね。今はそのいい機会でしょ」

「えっと・・・」

昨日の出来事で確かに考えた。美雪にとって今まで以上の支えになりたいと。
でもいきなりコレ!?

「信乃  ん」

美雪が目を閉じて待っている。
子供のキスでよくある唇を出すようなことはなく、きれいな顔を微笑させて、

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ