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SAO編−白百合の刃−
SAO40-グーチョキパー
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 独り言を呟き、白いドアが目印の個室へ入り、六畳ぐらいの広さの中にあるベッドへダイブ。仰向け状態になって今日のことを振り返り、早めに睡眠をとった。



 時刻は12から0へとリセットし、日が一つ増えた時に自然と目を覚ました。
 本当はもう少し経てばアラームが鳴って起床するはずだったけど、なにも問題はない。むしろ少し前に起きられたことは良いことだ。
 私はアイテム一覧を確認してから外へ出て、攻略ダンジョンである大自然の迷路へと向かった。
 明日……いや、日付が変わったので朝方に私は漆黒と共に攻略して行かなければならない。そう決めたのは今日の朝からであり、解散した時から朝までは制限されてはいない。言うなれば今の時間帯ではフリーな状態になっている。つまり、唯一ソロで活動できる時間帯だ。
 拠点であるホームから出て行き、歩くこと数分。深夜も目立つ『大自然の迷路・入り口』と、大きな赤い字で書かれた看板を発見した。
 ありがたいことではあるけど、どうしてそこまで目立たせる必要があるのだろうか、ちょっとした疑問に思いながらも大自然の迷路に足を踏み入れた。
 明かりもない夜の森林ダンジョンは不気味を増し、不安を募らせ、恐怖が襲ってくる。なにしろ、まず人がいないことと暗闇であることだ。普通の人だったら、数時間でパニックになっているかもしれない。
 だが、私は何も感じないわけではないけども平気である。それは武器があるからと、森林ダンジョンに慣れてしまったことだろう。
 では、逆はどうだろうか。
 例えば“明るすぎる森林ダンジョン”は明かりがあるから安心感を与えるのか、常識外れと認識して不安を感じるのか。
 答えは後者だった。

「なんだ、これ……っ!?」

 その光景に唖然、呆然 驚愕をしてしまう。
 日が出ている頃は、パステルカラー染められた不自然な色の自然なダンジョン。深夜になれば少しは目立つ程度だと思っていたが甘かった。
 夜なのに日よりも明るかった。
 イルミネーションのように樹や葉っぱに茂み、雑草など自然物は光輝の如く暗黒の存在を打ち消している。
 常識外れもいいことだ。昨日のことといい、深夜にダンジョンへ足を踏み入れてみてば視界に映る光景はまさしく、闇を打ち消す明かりすぎる森林。明かりがあることにはいいが、普段じゃありえない光景に自然にも警戒心を生んでしまう。
 その光景に美しいと観光気分で味わうなら幸せなんだろうけど、残念ながら森林ダンジョンというだけあって、モンスターの存在は大きい。昼に大鎌を持った骸骨、すなわち死神が出てきたらそれはそれで恐ろしい。そのようにモンスターが襲いかかってきたら恐怖が襲ってくるのだろうか。
 いや、問題ない。
 私は、前に進むだけだ。
 マップを表示しながら、とりあえずは安
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