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SAO編−白百合の刃−
SAO40-グーチョキパー
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 赤の戦士はハーブティーを飲むと眉間にしわを寄せ、白いカップをテーブルに置くと狙撃者から「飲んだことないの〜? 意外とお子ちゃま〜」っとからかい、「うっせ、飲んでなくて悪かったな!」と開き直って、隣の鋼の騎士がビビって涙目になっていた。
 ちょっとしたことで気にはなるが、ハーブティーなのに色が紫だとあんまり飲む気はしないな……それを言えば他の食材とか料理とかも含まれるか。
 今更SAOの食べ物の色について気にしてしまったが、紅茶を飲んで流すことにした。

「それじゃあ、明日のことでお話でもしましょうか」

 自然と剛姫が仕切りを始める。みんな、剛姫が仕切ることに誰も気にしてはいなかった。

「……早い話し、明日は別々で行動しましょう。はい、決定」
「ちょっと待て!」

 剛姫は話しと言うよりも連絡事項を伝えて終わりかけていたが、赤の戦士が待ったをかけてきた。

「なんでそんな簡単に決めるんだよ!」

 ごもっともである。簡単に決めすぎですって。まともな反応しているのは私と赤の戦士、他は唖然としている鋼の騎士。漆黒の表情は淡々としていて、狙撃者はにやにやとその場の雰囲気に笑っていた。

「そうね、流石に簡単過ぎたわ」
「たく、失敗したらめんどくせぇことになることくらいわかっているのか?」
「心配しているの?」
「そ、そんなわけねぇだろ! オレ自身のために言っている! 別にお前らのことなんてどうでもいいんだからな!」

 世の中にはいるものだな、リアルツンデレのテンプレを言う人って。前からツンデレ属性の人だと思ったけど、これほどはね……。
 赤の戦士は萌え属性にも入るのはともかくとして、言い分は頷ける。裏層攻略に失敗したら私達だけではなく、攻略組、アインクラッドに住むプレイヤー全員にデメリットが発生してしまう可能性があるから失敗はできない。
 そんな剛姫は落ち着いて説明してくれた。

「一日を終えて攻略して行ったけど、大自然の迷路に出てくるモンスターはそこまで困難ではなかったわね。みんなを見ても、上手く対応できている。このままなら攻略は不可能にはならないことはほぼ確実ね」

 このまま行けたらか……。
 今のところは安全エリアの解放イベントのみで、他はどうってことはなかった。気になる点で言えば、誘い文字が書いてあった巨大で派手な扉。でも、剛姫が調べるも何もなかったと告げていた。ボスが待ち受けていることもそうだけど、他になにが起こるか予想できてしまうあたり、安全とはいえない。

「とは言え、知らないフィールドに攻略して行くのには期限があって危険もある。本当は六人全員で行動するべきだけど、あの広さを考えると少し分散した方が効率良い気がするの。だから、まずは三人二組で組んで攻略して行きましょう」

 で
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