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ロックマンX1st魔法少女と蒼き英雄
第一話「ロックマン/ROCKMAN」
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はわかっているんですが、資質を持った人に協力して欲しくて!」
そういうと、フェレットはなのはの手から降りて、
「御礼はします……必ずします!僕の持っている力をあなたに使ってほしいんです。僕の力を……魔法の力を!」
「ま、魔法……?」
「なのはちゃん!上……!?」
タケルが上を見上げると、そこには巨大な影が竜のように飛来して襲い掛かってきた。
「お礼は必ずしますから……!?」
フェレットは必死になのはへ願いを言うが、
「お、お礼とはそういうこと言っている場合じゃないでしょ!?」
一方、巨大な影は地面にめり込んで暴れている。また起き上がって攻撃してきたら今度こそ危うい。
「ど、どうすればいいの!?」
「これを……!?」
フェレットは首に下げている赤い宝石をなのはに渡した。
「温かい……」
「それを手に目を閉じて心を澄まして?それを何度も繰り返して……行くよ?」
「うん!」
フェレットの指示に従い、なのはは宝石を握り閉め、強く集中させる。そしてフェレットは静に唱え始める。
「……我、使命を受けし者也」
フェレットに続いて、なのはも唱え始める。
「我、氏名を受けし者也……」
「契約の元、その力を解き放て!」
「えっと……契約の元、その力を解き放て」
「風は空に、星は天に……」
「風は空に、星は天に……」
すると、なのはが握る宝石は静に鼓動を鳴らす。
「そして、不屈の心は……」
「そして、不屈の心は……」
「「この天に!この手に魔法を……レイジングハート・セットアップ!!」」
すると、宝石より発した眩い光になのはは包まれ、その光が閃光となり夜空を覆う雲を貫いた。
「な、なのはちゃん……!?」
それを見て驚くタケルは彼女の様子を見守った。
「何て魔力だ……」
その光景にフェレットは目を丸くし、引き続きなのはをサポートする。
「おちついてイメージして?君の魔法を制御する魔法の杖の姿を!そして君の身を守る強い衣服の姿を!」
「そんな……急に言われても……え、えぇっと、えっと……」
なのはの頭の中にとある杖の姿が現れ、そして衣服のシルエットが浮かんだ。
「と、とりあえずこれで!」
すると、彼女の身体は再び光に包まれ、そして光が止むとそこには彼女が想像した衣服と片手には杖を握っていた。
「な、なのはちゃん……?」
タケルは姿を変えたなのはを目の前に呆然とするだけだった。
「え、な、なに!なに!?何なの!?」
しかし、戸惑う彼女を待つことなく巨大な影の化物はなのはを襲おうとする。
『大変だ!イレギュラー化したあのジュエルシードが更に興奮を始めている!?』
と、モデルXはそう叫んだ。
「え、どういうこと!?」
それにタケルが問うと、
『魔法に包まれた彼女の力に興奮して奴の攻撃力が凄い勢いで上
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