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ロックマンX1st魔法少女と蒼き英雄
第一話「ロックマン/ROCKMAN」
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安と期待もある。その子の性格や、友達になれるだろうか?年は何歳だろうか?と。今日は休日のためその子といっぱい話せたり、遊ぶことができるかもしれないというので家に来るのが待ち遠しかった。
「……でも、遅いな?」
しかし、予定の時間を二時間もオーバーしており、期待から不安へと変わった。
「そうね?どうしたのかしら?」
「電話してみる?」
「もう少し待ってみましょう?」
と、その刹那。玄関からインターホンが流れた。
「あ、来たの?」
待ちに待った親戚の来客と思い、なのはは桃子よりも真っ先に玄関へ向った。しかし、ドアを開けたとき、目の前に立っていたのは大柄で白い髪と髭を生やした老人が一人立っていた。それも、見た限り外人である。
「あれ?男の子……なの?」
男の子というより対象年齢を大きく越して、それは老人であった。
「おやおや?」
ポカーンとなるなのはに老人は優しく微笑んで彼女へ話しかけた。
「こんにちは?お嬢さん」
なれた日本語で彼女に話しかけ、なのはもそんな老人の優しげな言葉にハッと我へ帰った。
「ハハハ、親戚の子かと思ったのかい?それは失敬……でも大丈夫、ちゃんと私の後ろへ居るよ?」
すると、老人の大きな腹の背後に恥ずかしがるように隠れる少年の姿が見えた。背にリュックを背負い、帽子を深く被った身形でこちらをチラチラと除いている。
「これこれ、タケルや?恥ずかしがらずにお前さんも顔を出してお嬢さんに挨拶しなさい?」
「う、うん……」
老人の背後から恐る恐るして出てきたのは彼女と年の近い少年であり、何やら恐がったり警戒したりする仕草を見せている。
「あら!ようこそ?ライト博士」
すると、なのはの後から桃子も姿を見せ、知り合いである老人こと、ライトへ挨拶をする。
「いやあ、ミセス桃子。相変わらずお美しいですな?」
「まぁ!嬉しいお世辞ですこと……あら?そちらの子がそうですか?」
「ええ、ほらタケル?こちらがしばらくお前のお母さんになる人だよ?ほら、挨拶しなさい」
「……」
しかし、少年はライトにしがみ付いて桃子と視線を向けたりはしなかったが、
「こんにちは!」
「!?」
そんな少年タケルに向けてなのはが手をさし伸ばした。笑顔で触れ合おうとする彼女にタケルは少し驚いて恐がってしまった。
「私、高町なのは!あなたのお名前は?」
「……」
しかし、タケルは口を閉ざしたままだった。
「ほら?タケル?」
ライトにも言われ、少年は口をわずかに動かして自分の名前を口にした。
「……タケル」
「……?」
「……タケル…蒼霧タケルです」
「よろしくね?タケル君!」
なのはは握手を求めた。タケルもそんな彼女の行為に答えようと手を近づけるが、
(嘘付き!)
彼の頭の中を見知らぬ少女の一言が横切った。過去の回
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