暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic19そしてこれからを歩いて行こう〜The WorlD〜
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ていた。最初の3日は次元震の影響で帰って来ることが出来なくて、アースラでのんびりと過ごしてた。その間、シャルちゃんと模擬戦っていう形で戦って鍛えてもらったんだけど、勝ったと思えばもう一段階と強さを上げてきて、ぬか喜びさせられてばかり。結局、3日の間に戦った5戦でシャルちゃんの全力全開には勝つことが出来なかった。

「なんていうか、日常が退屈って思うようになっちゃったわ」

アリサちゃんがポツリと漏らす。半日授業の今日、私とアリサちゃんとすずかちゃんはバスに乗らずに、歩いて帰宅中。帰って来てからずっとこうだ。3人で歩いて帰る。ちゃんとした理由は無いんだけど、そうしたいって思いが私たちにあった。

「アリサちゃんもすずかちゃんも、デバイス・・・返しちゃったもんね」

「元よりあたしとすずかが魔導師になったのって、なのはを助けるためだけを目的としてたんだし、もう終わっちゃったからね〜」

「もう使うことが無い私たちに持っていられるより、使ってもらえるセレネちゃんとエオスちゃんに返した方がスノーホワイトもフレイムアイズも嬉しいと思ったんだ」

2人はアースラを離れる時に“フレイムアイズ”と“スノーホワイト”を、セレネちゃんとエオスちゃんに返却した。セレネちゃん達からは、これまで通り持っていていいよ、って言われてたけど、アリサちゃんとすずかちゃんはそれを丁重に断った。これからも魔導師として過ごしていくセレネちゃんとエオスちゃんの為に。ちなみに“レイジングハート”は未だに私が持ってる。所有権が完全に私に移ってるからって。あと、“レイジングハート”の意思も。私以外をもうマスターとは認めないって。

「一緒に過ごした時間は短かったけど、居なくなったら寂しいって思うようになっちゃったわけ」

「私も。毎日のように待機モードの時のスノーホワイトを触ろうとしちゃう」

「でもま、これがあたし達にとって普通なんだから、慣れないとね」

アリサちゃんがそう言うと、すずかちゃんも「そうだね」って頷いた。そして話題はデバイスと一緒にお別れすることになった、今回の事件で出来た友達のことへ。

「ユーノ君たち、元気にしてるかな・・・?」

「本局ってところに着くまでビクビクしてるんじゃないの?」

「にゃはは。ちょっと可哀想だけど、こればかりはしょうがないかなぁ」

ユーノ君とセレネちゃんとエオスちゃんは、フェイトちゃんの裁判の手続きが済み次第本局へ向かうことになってるアースラに残ったまま。待ってる間、私たちの家で過せばいいって提案したんだけど、3人のお父さんといつ連絡がついても良いようにってことで留まることになった。そう決断した時の3人なんだけど、もし待ち合わせ場所が本局だったらって話になって・・・。

――ヒィィッ! 公衆の面前
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