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外国の子だった。

(この子、どこかで見たような・・・?)

その子に見惚れてたら「こっちこそごめん。手、よかったら掴まって」先に立ち上ったその子が手を差し出してくれた。私は「ありがとう」その子の手を取って、「ごめんね」謝りながら引っ張り立たせてもらった。

「ううん。君は怪我とか無い?」

「うん、大丈夫。平気だよ」

「そっか。なら良かった。じゃあね!」

その銀髪の子はそれだけを言って走り去って行っちゃった。この時、私やアリサちゃん、すずかちゃんは知る由もなかった。あの銀髪の子と再会することが逃れられない運命だったなんて・・・・。


EpisodeT: Te Ratio Ducat,Non Fortuna….Fin



?―?―?―?次章予告?―?―?―?


11年の時を経て、彼の魔導書は目を覚ます

「我ら、闇の書の蒐集を行い、主を護る守護騎士にてございます」

騎士らの新たな主は、それは幼い1人の少女。そしてもう1人

「うそ、だろ・・・オーディン・・・!?」

騎士らは長き戦乱より久しく解放され、主である少女と、かつての主と瓜二つの少年と穏やかな時を過ごす

「私は知った。これではニートではないか、と」

だが、その平穏も長くは続かなかった

「騎士の誇りと主の命。天秤に掛けるまでもない」

そうして次元世界に颯爽と現れたベルカ騎士たち

「おい、知ってるか。あの連中、また出たんだってよ」

「知ってる。以前、現場で会ったよ。剣騎士セイバー、槍騎士ランサー、鉄槌騎士バスター、治癒騎士ヒーラー、防護騎士ガーダー、あと1人いるって話だが見た事ないな」

6人の騎士の願い、主である少女の望み、そして幼き勇者たちの想い。
それらが交錯した時、一冊の悲しき魔導書との物語が幕を開ける。


Next Episode…EpisodeU: Vixi et quem dederat cursum fortuna peregi




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