暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic19そしてこれからを歩いて行こう〜The WorlD〜
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いな」って微笑みかける。アルフさんから解放されたシャルちゃんは「ありがとう」綺麗な笑みを浮かべてくれた。
「それじゃあお返し。そ・れ・は・・・わたしを貰ってぇぇ〜〜〜〜?」
「えええええええっ!?」
ピョンと跳んでまた抱きつこうとしてきたシャルちゃんだったけど、またアルフさんに妨害された。頭を両手で挟み込まれてプランプラン揺れてる。えっと、とりあえず「お返しは無い、かな?」シャルちゃんから目を逸らす。
「大丈夫。こんなこともあろうかと用意して来たんだ」
アルフさんに降ろしてもらったシャルちゃんは何事も無かったかのようにポシェットから(ずっと気になってたんだ)ある物を取り出した。
「なのはにはリボン。アリサにはヘアゴム。すずかにはカチューシャね」
そう言って私たちそれぞれに手渡してくれたシャルちゃん。私の魔力光と同じ桜色の生地で、うっすらと剣で象った十字架の模様が描かれてる。アリサちゃんも魔力光と同じ茜色をしていて、これまた剣の十字架のアクセサリー付き。そしてすずかちゃんのは白のカチューシャで、両側面にはやっぱり剣の十字架の赤いアクセサリー付き。
「ありがとう、シャルちゃん♪」
「私のだけは魔力光じゃないんだ。どうしてなんだろ?」
「だって藤紫色って髪色と被るじゃん。それといつもしてるヘアバンドを探したんだけど、手持ちに無くって。カチューシャで我慢してもらえると嬉しい」
「あ、い、嫌なわけじゃないんだよ。ちょっと気になっただけで」
「文句なく素直に嬉しいんだけどさ。この十字架、なに?」
シャルちゃんが目を逸らした。そして、「それじゃそろそろ行くね」って答えることなく行こうとしちゃってる。かなり気になるんだけど。でも教えてくれそうにないから訊けずじまいで。そんな中で、転送開始を告げる魔法陣がフェイトちゃん達の足元に展開された。気持ちを切り替えて、私たちはフェイトちゃん達を見送るために笑顔をつくって、手を振る。
「またね、フェイトちゃん! ユーノ君! シャルちゃん! セレネちゃん! エオスちゃん! アルフさん!」
「ホントのホントにまた来るのよ!」
「待ってるからね! またこうして逢える日を!」
フェイトちゃん達も手を振り返してくれる。ちょっとの間だけさようなら。もう私たちの間に涙は無い。みんな一緒に笑顔だ。そして転送が始まって光に包まれたフェイトちゃん達。見えなくなるまでずっと手を振り続けよう。一際強く光が溢れたと思えば、「やっぱ残るぅぅ〜〜♪」シャルちゃんが魔法陣から飛び出して来た。
「「「「「えっ・・・!?」」」」」
それがフェイトちゃん達が残した最後の言葉。転送されたことでもう姿はどこにも無い。けど私たちの目の前には「ふぅ」一仕事終えてひと段落
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