終わりの始まり
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近寄る
「高茂さん」
「ん?琴魅ちゃんどうしたの?」
「いえ、さっきの行動すごかったなぁ〜って思って」
「ああ、あれか。今回は自重しなかった。ついでに恨みも付けといた」
「ふふっ高茂さんらしくないですね。」
「そうかい?まぁ、こういう事もあるっていうことだ。」
そう言って空を見上げる。時刻は5時ぐらいであろう。茜色の空が広がっている。空は平和だというのに今の世界では死体との死闘を繰り広げている高茂は葉巻の煙を空に向ける。
「ん?なんだありゃあ」
空に煙を吐き出したとき一直線の光が見えた。ただ単に飛行機雲だと思ったが、どうやらそうでもないみたいだ
そして、それは急に光り出した
「うおっまぶし、」
光は天からのプレゼントのように地上に降り注ぐ、しかし、この光はただの光ではなかった。数秒たって光は収まった・・・が
「もしもし!?りか!?リカぁ!?」
「誰かぁ!夫のピースメーカが壊れたみたい!助けて!」
「おい、早く動かせよ。」
「分かってるけど、急に動かなくなったんだよ。」
と急に騒ぎ始めていたのだ
「こいつは・・・・・・まさか・・・・・」
「高茂」
話しかけてきたのは沙耶だった
「ああ、お前の思ってるとおりだ。EMPだよ。ったくどこの馬鹿な国がやったんだよ。呆れてものが言えねぇよ」
「やっぱり、孝」
「なんだよ?」
「これは緊急事態よ。最悪のパターンだわ。地獄の黙示録より質が悪い。」
「だから、何が起きたんだよ?」
孝が言う
「EMPだ」
「EMP?」
その場の全員が言う
「コータ、お前まで知らんのかい」
「う、うん、ごめん」
「はぁ・・・ったく、説明するぞ。EMPってのは核弾頭を爆発させた時に起きるものだ。細かい粒子が上空から広がり、拡散していく。人には影響はないが、電子機器には最悪だ。劇薬を飲まされると言ってもいい。電子器になるものはすべて消滅する。車、パソコン、携帯、その他諸々だ。」
「高茂言う通りよ。宮本が持っているスコープもダメになってるわ」
沙耶が言う
「直す方法はあるのか?」
荘一郎が聞く
「車ならプラグを変えれば動くはずよ。影響を受けてない車もあるかも、クラッシクカーも動けるわ」
「すぐに探せ」
部下に指示出す
「沙耶!」
「な、なに?」
「この短時間でよくぞ言えた!褒めよう!」
「あ、あり・・・・「来たぞーー!!!」!?」
そこには、最悪の事態が待っていた
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