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艦これ 百合話
【天龍田】小悪魔【艦これ】
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昨日も今日も晴天続きだった。夕暮れの空に大きな入道雲が空を流れている。
 天龍はいつも通り任務を終え提督室に状況を報告し、自室に向かっていた。

「この後はもう数日フリーだ。ここ最近お前は働きすぎたからな。次の戦闘まではゆっくり体を休めてくれ」
提督から貰った数日間の休暇。私としてはこんな休暇等とっていないでもっと戦いたいと思っていたのだがそれは私の体が赦さないようだ。疲れた体を癒す期間はどうしても必要なのである。こればかりは仕方がない、と心の中で諦めをつけた。

部屋に戻るといつもの光景が目に飛び込んできた。
龍田がベッドで寝ている。自分のベッドで。それになんともまぁ、あられもない姿で。
「こいつ、なんで俺のベッドで寝てるんだよ...」
静かにドアを閉めて龍田の寝る自分のベッドへ静かに踏み寄る。龍田の寝相は悪い。自分が起きて龍田の姿を見ると大体へんな寝方をしている(そして毎度そのユーモア溢れる寝相に楽しませてもらってる)。今日はまだ眠りに着いてからそんなにたっていないのかまだマシなほうだった。
 こんな姿で寝ていたら、いつか風邪を引いてしまう。龍田にタオルケットをかける。すると
「あれ、天龍ちゃん。帰ってきてたの...」
そっとかけるつもりだったのに起こしてしまった。
「ああ...悪い、起こしちゃったな」
「ううん。お帰り、天龍ちゃん」
「おう、ただいま」
頭をそっと撫でる。こいつ、切実に嫁に欲しい。
「あら、なあに?おねだり?」
「ちげぇよ。なんとなくかわいいなって思っただけだ」
「ふ〜ん...そっかぁ」
彼女はそういってへにゃっと笑う。かわいい。結婚したい。是非。普段提督にも見せないこの笑顔を見ることができるのは私の特権だと思う。
龍田は俺を見つめる。やめろ。そんなに見つめないでくれ。俺のライフはもうゼロだ。
「天龍ちゃん、顔赤いわね。風邪かしら?」
彼女ははそういうと自分と俺のおでこをくっつけようとする。いやいや、そんなことされた日には俺のライフは本格的にゼロになってしまう。
「大丈夫だ。問題ない」
何処かで聴いたことがある台詞を吐いて目を背ける。
「ふーん...」
心臓が高鳴る。龍田は俺を見つめる。そして、微笑む。
「あ、天龍ちゃん、顔に何かついてる。とったげるね」
「お、おお。ありがと」
そういって龍田のほうを振り向くと、口にやわらかい感触を覚える。龍田の顔がすぐそこにある。
龍田は目を少し開いて私と目を合わせる。その目は少しとろんとしている。
動揺を隠せないままの自分の口の中にさらに、何かが入ってくる。やわらかく、そして、少しねとついたものが口の中で自分の舌と絡み合う。
味わったことのない感覚だった。とてもやわらかい。そして、いやらしい。
向こう側からあたたかい少しねとついた液
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