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銀河英雄伝説〜ラインハルトに負けません
第百五十六話 ヴァンフリート星域会戦 その5
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地を発見した為、基地を攻撃する様に見せかけ、救援に駆けつける敵艦隊を誘引し三方向より包囲撃滅する」

元帥の作戦案に相づちを皆が打つが、ラインハルトはエッシェンバッハの作戦案が自分の考えとほぼ変わらない事に驚き、エッシェンバッハに対する警戒度を高めていた。

その後、シュペルリンク少将が具体的な作戦を説明していく。
「分岐する艦隊には、レーテル中将の艦隊を当てます」
その言葉に、喜びの顔で返答するレーテル中将。
「はっ、元帥閣下、お任せ下さい」

「既に、敵基地では、捕虜の移送が始まっており、一両日中に終了する予定です。その後敵基地が攻撃されそうだという通信を自動放送で流し続け、敵にレーテル艦隊の目的を気づかせます。此は本艦隊とのタイミングが重要で有ります」

シュペルリンク少将の説明にエッシェンバッハ元帥が補足する。
「レーテル中将、卿の艦隊との同調の為に、総司令部より連絡将校としてノルデン少将とシェーンヴァルト准将を派遣する」

いきなりの指名に驚くラインハルトと名誉で感動しているノルデン少将であった。

その後、詳しい作戦が話し合われ、解散と成ったが、作戦前にキルヒアイスと会ったラインハルトは、事の次第を話していった。

「キルヒアイス、エッシェンバッハは、多少なりとも有能なのかも知れん」
「ラインハルト様、如何為さいましたか?」
ラインハルトから、作戦を聞いたキルヒアイスは、予想を超えるエッシェンバッハ元帥の作戦に“ラインハルト様の野望の為にも、元帥は最大限の障害だ”との認識を得る事と成った。

そして、元帥だけでなく、グライフス大将、シュペルリンク少将などに対する調査を行い始める。更に元帥が遂に明かさなかった、情報源についても探るのであるが、此ばかりは転生者テレーゼからの情報だと判る訳が無く、叛乱軍側に居るスパイの事だと結論づける事に成った。

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