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俺はどうやら死んだようだ
取りあえず
異世界に来ちゃったよ…
神崎初任務は突然に3

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「いくら神スペックの俺でもこの群れに突っ込んだらただでは済まなそうだな」

となるとこいつ等への攻撃手段は必然的に一つとなる。そう遠距離攻撃が出来て尚且つ無駄な魔力を使わずに済む魔法での攻撃。


「ボルトランスを取りあえずこいつらに突き刺すか。ハァッ!」

俺は空に向かって高々と右腕をかざす。


すると空に無数のボルトランスが現れる。ランス一つ一つから溢れる雷が繋がりあい一つの大きな網と化した。俺の右腕が振り下ろされるのと同時に投下される雷を纏った巨大な網。


ドゴォォォ!バヂッ!バヂヂヂヂヂヂヂ


投下された網により大地はえぐられ、ホワイトウルフは一匹残らず感電している。


「よし上手くいったな。我ながら自分のセンスに脱帽するぜ」

抉られてできたクレータの中心に降り立った神崎は自分の魔法に満足したのか笑顔を浮かべている。それにしてもこの男、恐ろしいほどのスピードで魔法の扱い方を物にしている。神崎が使った部分強化もボルトランスも初級魔法で誰でも使えるのだか、神崎が使用している雷属性が問題なのだ。


魔法は術者の魔力量と魔力質そしてイメージによって強くも弱くもなる。神崎が使う雷はイメージがし辛いのだ。例え火ならばイメージがしやすいだろう。ただ雷には決まった形はなくイメージし辛いのがこの世界の常識だ。だからと言ってこの世界に雷属性を使うものがいないと言う事ではない。あくまでも転生者である神崎が雷を使いこなしているから問題なのだ。


まあ、そんなん事はどうでもいいとして神崎の視点に戻ることにしよう。



「取りあえずラジェルマに戻るか。こいつらは…置いてこう。別に報酬が貰えなくてもいい訓練になったから、おーけー」


魔法陣に魔力を込めるとまた何とも言えない浮遊感に襲われる。時間はかかるけど空飛んで帰るのもいいかもな。




「あ、神崎君おかえり〜。ホワイトウルフの群れの討伐お疲れ様でした!」

ぃが付いたら目の前には笑顔の佳奈がいた。


「つかなんで俺が群れを討伐したって知ってんの?」

「えへへー実は佳奈ちゃん、神崎君の事を監視してました!」


とんでもないことを笑顔で言うんじゃないよ。プライバシーはないのかこの世界には。


「そうか…じゃあ次の依頼くれ。サクッと終わらせて来るわ」


残り99個の依頼の中から佳奈は俺に会う依頼を選んでくれる。どっちにしろ全部やるんだから何選んでも一緒だと思うんだけど…






それから三週間、神崎流弥は依頼を全て達成し、魔法の使い方をマスターした。




























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