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【IS】例えばこんな生活は。
例えばこんなチョロコットさんはチョロくないコットさんだろ
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?月?日 シークレットファイル

IS適性一斉検査のために、委員会の許可を経て私が持ち出されることが決定され、実際に検査が開始されてから数日が経過した。
私たちは産まれた際に根底に刻み込まれたデータに従ってその対象がIS適格者たりうる特性を持っているかを認識しているため、このような検査が必要であるかは甚だ疑問である。このデータを人間は既に「女性である」と定義付け、その推測が正しい事は周知の事実であるにもかかわらず、何故このような検査が必要なのだろうか。

次々に触っては通り過ぎていく人間たち。触れられれば触れられるほどに皮脂が張り付き、終了までの間は自動洗浄も許されない。人の役に立つこともまた私たちの根底に刻まれた定義であるとはいえ、その「役立つ」は実際にISを起動した際に観測できる操縦者のバイタルをもってこそだ。人間の言葉で説明するならば、より肉体的な関係となって初めて私たちは高揚する。

早く、元のコアとしての役目を全うさせてもらいたい。



?月??日

その個体の存在を観測した瞬間、私は今までにない高揚を覚えた。
ISの展開装着以外で感じる、未確認データの波形。
人間で言い表すなら「安心感」を覚えている状態だ。
ISは実際に操縦者の意志で装甲を展開しなければ人と共に行動することによって得られる充足を得ることが出来ないにも拘らず、彼は近づいてきた時点で私に充足をあたえた。ママの波動、無条件の依存を齎すハレーション。私はその時、彼の発する全ての意志を受け入れたうえで、更に上を望んだ。

人間の操作でしか動かない筈の手が伸びて――彼を引きとめた。
なぜこれほどまでに彼の掌はあたたかくて、果てしない充足を与えてくれるのだろうか。



??月?日

今日から私は彼を守り、彼と共に過ごす役割を課された。願っても無い事で、とても好ましい。
彼からオウカと名付けられた。私は今日からコア5の形式名を破棄し、「OUKA」を上書き登録することにした




4月6日 今日の蟹座のラッキーアイテムはオレンジ色の靴下。持ってないけど。

なんやかんやで後ろの方の席になった。隣に一際いいとこ育ちオーラを放つ金髪美女がいて、鋭い目つきでこっちを見ているので居心地が悪い。なので彼女が持ってるISとオウカに中継して貰いながらコア・ネットワークを通じてお喋りしてみることにした。

この子はブルー・ティアーズという名前らしい。長いのでティアと呼ぶと照れていた。あだ名をつけられたのは初めてなのでちょっと嬉しいらしい。オウカもそれを自分の事のように喜んでいる。ネットワークを通じて喜の感情を共有しているらしい。
操縦者のセシリアさんは子供の時に両親が死んだせいで何かと苦労が絶えない生活を送ってたようである。それ
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