例えばこんなチョロコットさんはチョロくないコットさんだろ
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でも前向きに生きてる所が健気で力になってあげたくなったのだとか。彼女の操縦技術にはまだ問題点がいろいろあることもちょっとだけ愚痴っていた。こんな時に言葉を伝えられないISコアの身が憎いと力説してきたので、とりあえず代わりに俺が伝えてあげることにした。
結果、ものごっつい訝しがられた。そんな目で見られたってティアがそう言ったんだもん。ねーティア?
その言葉に応えるようにセシリアさんの耳に待機形態のイヤーカフスとなっているティアがキィン、と控えめに音を立てる。セシリアさんは言葉にならないほど驚いたのか口をパクパクさせていた。と思ったら次の瞬間腕を鷲掴みにされて引っ張られた。
≪警告 所持者に対する妨害行為と認識 IS部分展開準備≫
(訳:私の大切な人に乱暴しないでー!!)
いやそこまでせんでいいから!!というか校則違反です。あわや大惨事だった・・・ふう、危ないところだったぜ。と思ったらセシリアさんの件がまだ残ってたよ。
取りあえず俺の学園に来た理由をかいつまんで説明したうえでいくつか話をしたら渋々納得してくれた。と同時に羨ましそうな視線を向けられた。ISコアの自立意識は操縦者でも”なんとなくあるような気がする”程度にしか認識できないらしく、自分のISとの完全な意思疎通というのは御伽話レベルの事らしい。全然自覚なかったけどそう考えると俺スゲーな。
「その話はあんまりペラペラ喋らない方がいい」と忠告も受けた。あんまり目立ちたくはないし政府の人にもそんなこと言われたような気がするので素直に納得した。
結局俺はティアのメッセージをセシリアさんに伝え、セシリアさんはその見返りに俺の勉強なんかを手伝ってくれるという形で落ち着いた。友達というには堅苦しい関係だなーと思いながらメアドを交換したらセシリアさんは俺のメアドを感慨深そうに見つめていた。男性と関わりを持つことが碌になかったため、男性と何らかのつながりを持つことに何か思うことがあるようだ。
とにかく初日から起こったこの一件は丸く収まったわけだ。結構結構。・・・ん?どうしたオウカ・・・もうすぐ授業時間?やべ、ちょっと話し込み過ぎたか!
移動中・・・
授業開始!授業終了ぉー!!はやい!もう終わったのか!
織斑の頭の悪さには参ったな!と言いたかったが最近まで一般市民だったならぶっちゃけ仕方ないと思わないでもない。休み時間に織斑と話でもしようかと思ったらポニテ撫子に拉致された。寂しくなったのでセシリアさんに授業でよく分からんかったことを聞こうかと思ったら全部オウカが教えてくれた。すげぇ。(小学生並みの感想)すげえけどすげえ甘やかされているような・・・。
そんなこんなで授業は進み、やがて織斑先生が突然クラス代表を決めると言い出した。いや先生、そういうのはホームルームでや
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