暁 〜小説投稿サイト〜
季節の変わり目
合格祝い3
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
。家々から楽しそうな話し声やテレビの音が聞こえてくる。反対方向から自転車がすーっと通り過ぎて行った。ヒカルは瞼を閉じていっぱいに息をした。

「・・・佐為は佐為だ」

有明月が夜空に黄色く輝いている。それを眺め、ふと寂しい気持ちに襲われた。一番昔に執着しているのは自分かもしれない。佐為に貸した秀策の本のことがヒカルの頭によぎった。佐為に貸してくれとも言われていない、自発的に貸した秀策の本だった。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ