新生
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類《お仲間》だってことは理解しているかな?・・・【混沌の王】?」
「・・・は?」
突然告げられた事実に、硬直する護堂だったが、彼女の言葉が切っ掛けで記憶が蘇ってくる。
「・・・そうだ、俺はナイアーラトテップを・・・。」
「そう。君は神を殺した。どうやったのかは私には分からないけど。君は、羅刹の君として新生した。・・・・・・御免ね。」
そう言って、彼女は溜息を吐いた。
「もう少し私たちが早く気がついていれば、一般人の君を巻き込むことも無かったかもしれないのに。コッチもトラブル続きでさ。・・・主にドニの阿呆のせいで。」
落ち込んだように話す鈴蘭だったが、護堂はそれを遮った。
「謝ってもらう必要なんて有りません。」
「ん?何で?」
不思議そうに尋ねる鈴蘭に向かって、護堂は言い放った。
「ナイアーラトテップは俺が殺す。そう決めて行動しました。・・・エリカを無理矢理巻き込んだのは悪いと思ってますけど、それでも。俺は、巻き込まれた訳じゃなく、逃げ出せたのに逃げなかった大馬鹿野郎です。でも俺は、俺の選択を後悔してません。」
キッパリと。あの行動は、自分の意思であると告げた。後悔など微塵もしていないと告げた。それは、少なからずエリカと鈴蘭に衝撃を与えたのだ。
「彼女は、まつろわぬ身である自分を嫌がっていました。俺に、止めて欲しいと願っていました。だから殺した。友達が間違っていたら、止めてあげるものだから。逆に、俺以外に彼女を殺されたくないと思った。・・・今回の戦いは、俺の我が儘です。貴方たちは何も悪くない。」
「・・・ふーん。そっか。分かったよ、もう謝らない。」
護堂の決意は硬かった。鈴蘭は、彼の意思を感じ取った。これ以上の謝罪は、彼に対する侮辱だと悟ったのだ。若くても、やはり魔王。運のいいだけの一般人かと思っていたら、いい意味で予想を大きく外された。
だからこそ、この後の話をすることが出来る。
「じゃぁ、最新のカンピオーネ、【混沌の王】草薙護堂。貴方は、既に次の戦いが決まっているの。」
「・・・何だって?」
突然の鈴蘭の言葉に、首をかしげる護堂。ナイアーラトテップを倒してから今まで、彼はずっと寝ていた筈である。なのに、何故次の相手が決まっているのか?
「実は、あんな大きな騒ぎを起こしたくせに、ドニがまつろわぬクトゥグアを逃がしちゃってね。まぁ、元々アイツの権能って《鋼》の権能がメインだから、《炎》《太陽神》の神格を持つクトゥグアとは致命的に相性悪かったみたいでね。しかも、『剣に狂った』状態だったから、相性の差なんて考えられないような精神状態だったみたいで。結構重体なんだよね。」
問題を起こし、それを悉く大き
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