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ゲルググSEED DESTINY
第十五話 会うは別れの始め
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片方にだけ刃を出し、迎撃の構えを取る。

「うあぁぁぁ―――!!」

先手必勝とばかりにナギナタを振りかぶるが、フリーダムは紙一重にそれを横に傾けて回避し、そのまま流れるような動作でサーベルを使い、両腕を切り裂いていった。

『クソッ!?』

おそらくは躱しにくいであろうとショーンは判断し、シールドをフリスビーのように回転させて投げつけるが、それすらもレールガンを咄嗟に放ちフリーダムはシールドを吹き飛ばしながらショーンのゲルググに近づく。
ビームライフルを構え、撃ち抜こうとするが、フリーダムがその前にゲルググの腕を蹴り上げ、ライフルを吹き飛ばし、右腕で頭部を掴みながら左腕に持っていたビームサーベルで切り裂いた。

戦闘力を僅かな時間で刈り取られた二機。そして、その瞬間を待っていたかのように水中からアビスが現れる。

『お待たせってねェッ!!』

両肩シールドの裏側を広げ、カリドゥス複相ビーム砲と共に七つのビームを放つアビス。フリーダムは握っていたゲルググをそのまま投げ飛ばし、自身は空へと回避した。しかし、たった一機、この場から動けずにいた機体に命中する。

「あっ―――?」

一機のゲルググを貫く射線。七つのビームがまるで糸を垂らすかのようにゲルググを突き抜ける。

『デイルッ――――――!!??』

瞬間、巻き起こる爆発。その火花は明らかに彼の生存を絶望させるモノだった……

『デイル機、ロスト!?』

悲痛に流れるメイリンの声。これまで一人たりとも欠けることのなかったミネルバのMSパイロットの命が今ここで一つ消え去った――――――――――――




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