第十五話 会うは別れの始め
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スターを使って躱し、そのままライフルで応戦する。しかし、アビスは戦場の特性を生かし、水中に潜り込み、その攻撃をあっさりと躱していく。
「だったらこれで!」
デイルがジャイアントバズーカを構え水中に撃ちこんでいく。だが、アビスにそんな緩い弾など命中することはなく、まるでモグラ叩きのように二機を翻弄していた。
一方で地上でのガイアとグフの戦いも一方的な展開を見せる。
「こいつ、今までの敵とは違うッ!?」
ステラは近接戦を仕掛けるも、ハイネはそれをシールドで防ぎ、逆にビームソードで反撃する。そして距離を取ろうとガイアが離れた瞬間スレイヤーウィップがガイアを捕らえた。
「ザクとは違うんだよ、ザクとは!!」
以前、自分が乗っていたMSとの性能差に思わず声を上げてそう叫ぶハイネ。そのまま敵の動きを止めつつ、ガイアを翻弄し続ける。
セイバーは突如現れたアークエンジェルとフリーダムに通信で呼びかけようとするが、オーブの頃に使っていた回線はオーブ軍も持っていることから通じる気配がない。心当たりのある回線を繋げようとするが一向に繋がる様子もなく、カオスが迫ってきた。
「クソ、キラ!何でこんなことを!?」
「ハッ、今度こそ落としてやるぜ」
スティングの駆るカオスに接近され、アスランは迎撃せざる得ない状況に追い込まれる。こちらの攻撃パターンに対して対策を立ててきたのか、或いはアスランが冷静さを取り戻していないからか、依然と違い終始圧倒するというわけではなくなっていた。
「如何した、見せてみろよ!前よりキレが悪いぜ!!」
ビームサーベルで攻撃し、躱して体勢を崩したセイバーをビームクローで蹴り上げる。自身がイージスに乗っていた時の攻撃と類似していた為に咄嗟に気付き、すかさずセイバーはシールドで防いだ。
「このォッ―――!」
「近づけさせるか!」
タンホイザーが破壊されたミネルバは損耗が激しく、敵のムラサメ、アストレイ隊はミネルバを沈めんと接近していく。それを迎撃していくのはレイやルナマリア。
ルナマリアのゲルググC型はビームキャノンを放ち、ムラサメを近づかせないように必死にカバーする。レイも極短時間ながらも空中に跳びあがることでムラサメの接近を許さず、ナギナタを両端にだし、下から切り上げる。ムラサメもそれを察知し、MS形態に変形し、シールドで塞ぐがレイはそのままナギナタの持ち手を変え、逆に回転させることで反対側の刃で切り裂いていく。
「あいつらッ、今更出てきて軍を引けなんて―――何、滅茶苦茶なことをやってるんだ!!」
シンはアークエンジェルのあまりのお粗末な内容によって被弾させられたミネルバを見て怒りを露わにする。
「ミネルバ、ブラストシルエットを!あんな奴ら、全員薙ぎ払
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