第十五話 会うは別れの始め
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ーム、スラスターの出力共に核搭載のフリーダムに敵うことが出来ず、押し込まれていく。後ろに下がり、距離を取ろうともしたが連撃によってそれすら許されない。
「だったら!」
再びウインチユニットを起動させ、ウインチナックルで攻撃を仕掛ける。手数はこちらが出力ではあちらが優位。だが、戦局は予期しなかった方向で決着がついた。
「なッ、しまった!?」
無理を重ねた機動の連続によって試作型のフライトユニットが不具合を起こす。バランスを崩したゲルググシュトゥッツァー、当然キラはその隙を逃すことなどなく、容赦なく切り裂き撃墜した。
◇
キラとクラウが戦っている間にも戦局は動いていく。ミネルバはレイ、ルナマリア、ハイネの三機を出撃させ、連合もセカンドシリーズの三機が同様に出撃する。
『オーブ軍、私の声が聞こえないのか!言葉が届かないのか!?戦闘を止めろ!』
「戦況を混乱させるだけして、何を血迷ったことをッ!」
マーレが左手に持ったビームバズーカをストライクルージュに放ちながら襲い掛かる。
『おっと、邪魔をさせるわけにはいかないんでね』
黄色と赤に塗装されたムラサメがカガリの乗るストライクルージュの援護をする為に行く手を阻む。
「チッ、邪魔だ!」
ミサイルハッチを全て開き、外部装甲のミサイルベイを、左腕に装備してある三連装ミサイルランチャーを、ビームバズーカを、腰だめのビームライフルを、右手のビームライフルに肩部のビームキャノンといった総ての兵器を一斉斉射し、ムラサメごとストライクルージュを落とそうとする。
『うおッ!?不味いね、これは!』
防御火器でミサイルを撃ち落としつつ、ビーム系の武器はシールドで防御していくが、ビームバズーカやビームキャノンの威力は高く、ムラサメのシールドを破壊する。
『くそっ、不味った!?』
バランスを崩したムラサメにミサイルの群勢が襲い掛かり、被弾させていく。そして、残りの攻撃は全てストライクルージュへと向かっていった。
『カガリ様!』
オーブ軍の一人のパイロットが叫び、盾になる。反逆行為とも取れる行動だが、オーブ軍の殆どの人間はそれを黙認していた。
『クッ……ザフトのMS隊を撃ち落とす。あの賊軍はその後だ!行くぞ!』
ムラサメ部隊はひとまずアークエンジェルの部隊を無視し、ザフトを撃つことに専念する。マーレやミネルバのMS部隊は迫りくるオーブ軍を前に火器を集中させ始めた。
◇
「へぇ、数だけは増えてんじゃん!何色あるんだ?選り取り見取りってかぁ!!」
「いい加減しつこいんだよ、アンタ等!」
アビスがショーンのゲルググに迫り、連装砲を放つ。ショーンもそれをスラ
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