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ドン=パスクワーレ
第二幕その九
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れでじゃ」
「わかったよ。じゃあ」 
 エルネストも芝居で叔父に返すのだった。
「僕もね」
「よし、当然わしも行く」
 パスクワーレ自身もだというのである。
「これで話は終わりじゃ」
「それでは今夜」
「うむ」
 ここでやっとコーヒーを飲み干すパスクワーレだった。エルネストはもう飲み終えている。メイドは三人のカップを何気なく受け取り持っている盆の上に置いていた。

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