第43話『海と夏祭りby恭也』
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「父さん!!」
「ん? おー恭也お帰り」
父さんは道場の真ん中に座り
目を閉じて精神統一をしていたようだけど
俺が呼びかけた事により目を開けて俺の方を見てそう返事をした
「あぁただいま…ってそうじゃなくって…えっと……」
「どうした恭也? そんなに焦って?」
父さんの言葉の後すぐ父さんの目を見ながら真剣な表情で
「………実は昨日ツバサちゃんと戦ったんだ」
そう答えた
すると父さんは手を顔に当てて
「出発前に手を出すなって言ったんだがな……」
呟くようにそう言ったあと
「それで恭也はツバサちゃんの正体を知ったのか?」
そう聞いて来たので
「あぁ…炎妖・炎髪灼眼のシャナ…それが彼女の正体だ」
俺が答えると
「ん? 炎妖? 炎髪灼眼? シャナ?」
父さんは首を傾げて俺の言った言葉を繰り返した
俺は疑問に思い
「どうしたんだい父さん?」
聞いてみると
「あー俺がツバサちゃんと戦った時に見せてくれた姿と名前と食い違っててな」
「と言うと?」
「あの時のツバサちゃんは髪も目も金色で頭には狐の耳があり
お尻からは九本の尻尾が生えていて『妖狐タマモ』って名乗っていたよ」
「「…………………」」
「また今度ツバサちゃんに俺から聞いてみるよ」
父さんのその言葉に
「うん…父さんに任せるよ……」
俺はそう答えて彼女に関しての話しは終わった………
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