第43話『海と夏祭りby恭也』
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為に部屋から出て行った
待っている間、忍と何処を回るか等を話し合っていたら
遠くから
『ツバサちゃんパンツは脱がなくていいの!!』
と言うなのはの声が聞こえてきて
ピクっと少し反応してしまった
すると目の前でさっきまで明るい雰囲気で話していた忍から
何やらドス黒いオーラが出ているように錯覚してしまうほどの
冷や汗ものの良い笑顔を浮かべていて
「恭也……?」
そう口にした瞬間、俺は滝のような汗を流しながら土下座した
すると忍は『全く…』と言いながら許してくれるみたいで
ホッとしていると
『ちょっと!? 何でネオさんも穿いて無いんですか!?』
俺の耳にそんな言葉が聞こえて来て
当然のように俺は反応してしまった……
すると
「ノエル、ファリンちょっと恭也を私の部屋に連れて行ってくれるかしら?」
「「わかりました」」
ノエルとファリンが両脇から俺を捕まえて引っ張って行った
「待て!? この後すぐに祭りに行くんだろ!?」
俺はそう言って逃れようとしたけど
『ツバサちゃんこっちも着てみるの』
なのはの声が聞こえてきて
「大丈夫よ恭也。あの調子なら1時間は掛かりそうだから」
その言葉を聞いた俺は諦めてそのまま忍の部屋に連れて行かれた
忍の部屋の前でノエルとファリンは離れて
「後でもう一度着付け手伝ってね」
忍はそう言って部屋の扉を閉めた………
それから1時間ほどが経って
全員の準備が終わったので
俺達は祭りが行われている所まで徒歩で向かった
そして夜店がちらちらと見えてきた所で
俺はなのは達と別れて忍と2人でお祭りを楽しんだ
途中クラスメイトの型抜さんに出会ったりしたけど
特に何もなく忍と楽しいひとときを過ごせた
そして花火を見終わった後
なのは達と合流して別荘へと戻った
なのは達は疲れていたのか
お風呂から上がったら直ぐに部屋に戻って行き
少しすると微かに寝息が聞こえてきた
そして俺達も少しは疲れていた為
今日は早めに寝ようと部屋へと戻った
それから数時間後……
部屋で寝ていた俺は不穏な気を感じて目を覚ました
その気は別荘の外から感じられた為
俺は直ぐに部屋から出て玄関に向かった
そして綺麗に並べられたみんなの靴の中から自分のを履いた所で
子供用の靴が人数分無い事に気付いた
さすがに誰がどの靴を履いていたかは覚えていなかったので
誰のが無いのかはわからなかったけど
多分あの子だと言う予想は出来ていた
そして外に出た俺は
気を感じる方へと走って向かった
木々を抜けて少し開いた所にその子は居た
だけどいつもとは違い
髪が炎のように赤々と煌
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