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IS 〜インフィニット・ストラトス〜 日常を奪い去られた少年
第03話
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当たっているが、直ぐに一夏も横に回避し俊吾に接近した。

「せいっ!」

一夏が雪片を振り下ろす。俊吾も回避しようとしたが、操縦が思い通りにいかなかった。

「まずっ……」

雪片が直撃する。一夏は続けて切り返そうとするが、俊吾はダガーナイフをコールし一夏に投げつける。

「うわっ!」

ダガーナイフに驚いた一夏は一度、後ろに下がった。
俊吾はシールドエネルギーを確認する。

―――シールドエネルギー残量 580 実体ダメージ 無

シールドエネルギーの最大値は700。雪片のひと振り(ただし直撃)で120も持って行かれた。

「うわ〜、これ中々危ないんじゃないのかな…………」

そんな言葉が、無意識のうちに出てしまった。

「俊吾、中々やるじゃないか」

ふと、一夏がそんな事を言ってきた。さっきの呟きは聞かれていないらしい。

「一夏こそ流石だな」

「操縦二回目でそれは、凄いよ。俺なんてもっと酷かったし」

二回目?起動は確かに二回目だけど操縦は……。

「さて、もう一回攻めさせてもらうぜ」

一夏がまた突進してきた。俊吾は、瞬時にミサイルをコール。そして、発射。

「そんなの当たらねぇよ!」

一夏はそう言いながら、瞬間加速を使い、さらに加速。だが、俊吾自身ミサイルが当たるとは思っていない。そもそも、当てるつもりがないのだ。
俊吾はミサイルを投げ捨て、スナイパーライフルをコール。直ぐにスコープを覗き、ミサイルの弾を撃った。
打たれたミサイルの弾は、一夏の目の前で爆発した。

「うおっ!」

一夏も予想外だったのだろう。爆発のせいで止まってしまった。そして、爆発の煙で一夏が見えなくなる。だが、おおよその場所はハイパーセンサーのお陰で分かる。
俊吾はサブマシンガン2丁を即座にコール。煙の中にいる一夏に銃弾の雨を浴びせた。だが、サブマシンガンの弾薬装填数は少ない。直ぐに弾切れを起こす。

―――カチン

無機質な音が響く。一夏もそれが弾切れだと気づき、ここぞとばかりに突進してくる。

だが、俊吾は即座にショットガンに切り替え、後ろに下がりながら連射する。またもや、銃弾の雨を浴びせられた一夏だったが、お構いなしに突っ込んでくる。俊吾の後退スピードより一夏の前進スピードの方が早い。

「うおぉおおおおおおおおお!!!」

一夏が雄叫びを上げながら、俊吾に迫る。俊吾も回避行動を取るが、遅い。すれ違いざまに、目にも鮮やかな一夏の三連続切りが決まった。

「ッ!!!」

俊吾は、即座に一夏の進行方向の逆に移動した。

「はぁ……はぁ…………。今のは、マジで危なかった」

俊吾はシールドエネルギーの残量を確認した。

―――シールドエネルギー
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