第二話 山猫と龍使い
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てきたのよ」
「へー、お姉さんって凄いんですね」
『シャマル、こちらで確認した結果、お前の居る地点は、当方から見て5000kmほど南南西だ』
『了解しました』
『で、飛べるか?夜天の書のメディカルチェックに因ると、長距離転移が難しい様だが』
『確かに、魔力、体力的にも違和感があるのですけど』
『暫し待て、主、木乃香へ相談する』
暫く待たせれていると、幼女が心配そうに尋ねて来た。
「お姉さん、連絡はどうですか?」
「えーと、此処から5000kmほど離れた所に仲間がいるみたい」
「そうですか」
何か寂しそうに喋る幼女。
『シャマル、主、木乃香からだ、其方へ向かうのでマーカだけ出してくれと』
有り難いです、流石に5000kmの転移は辛いですから。
『宜しくお願いします』
『ああ、暫く待っていてくれ』
「こっちへ来るって」
「そうですか」
幼女がにこやかに笑う。
うちらが、シャマルの居場所を発見し、南南西へ5000kmほどだと知り、更にこの世界が第6管理世界だと知ったけど、この時は記憶の隅にもこの世界の事を覚えていなかった。
リニス(仮)を影倉庫に安置して全員で長距離転移をしたら。シャマルが幼女を連れて、出迎えてくれた。
「シャマル、とうとう誘拐までするようになってしもうたとは、此もうちが、社会勉強させる前にここへ来てしもうたせいやな、全てうちが悪いんや!」
取りあえずお約束のボケをかましたら。
「ちちち違いますよ、この子は私を助けてくれたんです」
「それで、可愛くなって、攫ってきた訳やな」
「おいおい、シャマル、犯罪はやべーぞ」
シャマルがつっこまんで、ヴィータが更にボケてくれたで、流石はヴィータや。
「違いま〜す。私が気絶している所を助けてくれたんです」
「そなんか、ありがとうな」
「この子のお陰で、助かりました」
「そんな、私もあの森の中で途方に暮れていた所でしたから」
ん、ピンク髪で、小龍を連れているって、やばい、この子キャロ・ル・ルシエじゃない?未だ決もうた訳ではないやけど、取りあえず自己紹介やな。
「うちの名前は、八神はやてって言うんやけど、貴方の名前は何と言うのかしら?」
「はい、私は、キャロ・ル・ルシエって言います。この子はフリードって言います」
グファー、ビンゴや。ロト6より当たりが低いのを2つも引き当てるなんて、第一時代が合わへん、リニスは確かにこの時期やけど、キャロは数年ほどあとの話や、こりゃ絶対神様が仕組んだはずや。
「キャロちゃん、ありがとうな」
「いいえ、当然の事をしただけですから」
「小さいのに偉いのー。所でこんな人も住まへんような森で何をしていたんや?」
知っているけど、一
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