第二話 山猫と龍使い
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たで、意外にも姿はロリだが、ヴィータの精神は大人なんやね。
「判らへんな、ジャングルやけど、地球のジャングルと植生もちゃうし、次元世界の何処かやろうと思うけど」
「主、このちゃん、付近をサーチしましたが、シャマルは今だ発見できません」
今度は、唯一行方不明のシャマルを探しておったシグナムも帰って来た。
「念波でも連絡不能なんか?」
「はい、気絶しているのか、この次元に居ないのかです」
弱ったで、ウッカリシャマルを放置しておいたらどんな被害を与えるか判らへんし、どないして探そう。
因みにザッフィーは犬形態で番犬状態や。
「主、犬ではなく狼です」
おう、口に出してへんのに、雰囲気で判るとは、やるなザッフィー。
「犬も狼も同じ様なもんや」
「はぁ」
諦めたかのように、耳を垂らすザッフィー。
「仕方ないわ、暫くは此処で猫の体力回復を待ちつつ、シャマルに念波送り続けていくで」「「「「はい」」」」
あるジャングル
私が、フリードと共に村を追い出されて早くも二週間が経ちました。寂しいですけど、仕方が無い事なのです。あーあ、お腹減ったな。
すると突然、私の前に空の彼方から何かが降ってきたのです。
“ドカン”と言う音と共に、地面に突き刺さるその物体、その物体の墜落による土煙で辺り一面、目も開けられない程です。
暫くして、土煙が薄くなったのでよく見たら、地面に空いた穴から人の足が突き出ていました。私は怖くなって逃げ出したくなったけど、足がピクピク動いていたので、この人、生きてるから助けなきゃとフリードに手伝って貰って、掘り出しました。
そして、今私の前に、金色の髪をしたお姉さんが気絶していますが、どうしたら良いのでしょうか?一応息はしているので大丈夫だと思うのですが、取りあえず頭に水で絞った布を当てて様子を見るつもりです。
シャマルです、何故か気が付いたら、ジャングルで横になり、子供に看病されていました。いったい何があったのかしら?
「あっ、お姉さん気が付きましたか?」
ボーットする頭で、当たりをキョロキョロ見回すと、ピンク色の髪の毛の幼女が心配そうに私を見ていました。
「うううーん、此処は何処かしら?」
「お姉さん、此処はアルザスですよ」
「アルザスって?」
「知らないんですか、第6管理世界 アルザス地方ですよ」
「管理世界……」
『シャマル、シャマル、聞こえるか?何処にいるんだ?』
あっリインフォースからの連絡だわ。
『こちらシャマル、第6管理世界 アルザス地方に居ます』
「えーと、お姉さん、どうしたのですか?」
いけない、キャロちゃんが、心配そうに私を見てるわ。
「知り合いが、念波で何処にいるかって連絡し
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