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【IS】例えばこんな生活は。
本編
例えばこんなインフィニットストラトスは何だかあれだ
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う・・・ッ!!」

声高らかに俺こと織斑一夏は叫んだ。周囲に女子しかいないという精神的孤独感と圧迫感、そして動物園のパンダを見るような好奇の目線で雁字搦めにされていた俺は、同志ともいえるもう一人の男の出現に狂喜乱舞した。同時に周囲の女子達の声も爆発した。

「「「「「キャァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」」」」」
「ふ、二人目ぇぇぇぇぇぇぇ!!」
「フツメンだけどまぁいいやぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「薄い本が厚く暑く熱くなるぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」

なんかもう女子連中のテンションがおかしいことになっているがもう誰も気にしてない。その場のノリでとにかく叫びまくっている。一夏も混ざって叫ぶ。真田はドン引きしていた。


〜しばらくお待ちください・・・〜


「真田悟朗左衛門と言います。ゴエモンって呼んでね」

ざわ・・・ざわ・・・!みたいな感じで黒板に書かれた俺の名前をもの珍しそうに眺める一同。この時間が俺にとって一番嫌だ。見世物じゃねーぞジロジロ見んなオラァ、と言ってみたが気迫が足りないせいであんまり通じなかった。こらそこ、「え、それ本名なの?」とか「変な名前〜」とか言うな。唐草模様の風呂敷?いつの時代の大泥棒だばかたれ。

「さて、真田がこの学園に来た理由だが・・・まぁこの状況だから察せ」
「教師にあるまじき説明の投げっぷりだな・・・」
「黙れ織斑、ここでは私が法だ」

言い切ったよこの人。しかしその言い方って結構上手いな。詳しい事情は話さない上に生徒が勝手に誤認するような言い方をしている。嘘は一言も言っていないあたりが実に汚くてステキだ。嫌いじゃないですよ、そういうの。
・・・ん?どうしたオウカ?「私も汚い方がステキなの?」だって?お前は今のままでも素敵だからああなる必要はないよ。・・・ありゃ、照れて黙っちゃったよ。

まぁこうして、俺のわけわかんない学園生活が始まったのでごぜーます。
 
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