暁 〜小説投稿サイト〜
【IS】例えばこんな生活は。
本編
例えばこんなインフィニットストラトスは何だかあれだ
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
に起動形態に移ったから・・・と言われた。
難しいことは分からないがIS開発者の篠ノ之博士が直々に教えてくれたのでそうなんだろう。早い話、俺が近くにいるとISはその自立意志をもって自力で動くことが出来るようになるそうだ。なにそれこわい。ホラーすぎるので俺の首にかかったこのカスタム打鉄ちゃん(もちろん検査のときの打鉄と同じコアだ)で俺の脳波が周囲に散り過ぎないよう抑制してるらしい。

カスタム打鉄ちゃんは”オウカ”と呼んでいる。それは人生を”謳歌”したいという願望とISの特殊装備が”桜の花”を連想させえる美しさだからだ。ちなみに俺はオウカに限らずISを起動させることは『出来ない』。そしてISが『勝手に動いて』俺を乗せ、『IS自身の意志で戦う』事は出来る。つまり、俺は操縦しないけどISが自分で動けば戦える。なにそれこわい。


ある意味男性IS操縦者の織斑一夏君を超える凄まじい存在になってしまった俺は日本政府からあれこれされ、家族とも離れ離れになってしまった。現在は国の重要人物として保護されているから安心しろ、だそうだが俺は家に帰れなかったからその辺よく分かんない。
一応見てくれはISを起動させているように見えるし明らかに放置できない能力なのでIS学園に放り込むのが妥当ということになり、IS学園の教室へ向かっている。それはもう嵐のような日々だった。おまけにISに関する基礎知識をそのクソ忙しい期間内に頭に叩き込まねばならなかったのでなおのこと大変だった。幸いSF知識はそこそこあったため割とすんなり理解できたのは不幸中の幸い以外の何物でもない。

≪間もなく目的地に到着≫という連絡を受けて顔を上げると教室の前に俺の担任になるという凄腕IS操縦者、織斑先生が立っていた。人の名前を覚えるのが壊滅的に苦手な俺でも知っている有名人だ。世界一の操縦者に輝いたらしい。すげぇ。センセイ、オネガイシマス。
では足並みそろえて国立アンニュイ学園1年1組にれっつらひぁうぃごー。ここ数日の周囲を巡る急激な環境変化にすっかり疲れ切った俺は、先生のアドバイスに従いやけくそ気味にポケットの耳栓を取り出した。



 = = =



「・・・突然だが、実はこのクラスに今日転入してきたやつがいる。真田、入ってこい」
「シツレーします」

話は聞かせてもらった!みたいな感じで教室に入ってきたそいつは――

「お、男・・・?」
肯定(アファーマティブ)です」

男だった。体の大きさや身長はいたって標準的。髪は短めにカットしてある。顔は特別イケメンでもないが、今はそんなことはどうでもいいんだ。重要なことじゃない。本当に大切なことというのはいつでも心の中に・・・じゃなくて!

「神様、ああ神様!ありがとう・・・俺を独りにしないでくれて本当にありがと
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ