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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
ANSURW其は鳴天より死地に墜つ雷の化身なる者〜GrandfairY〜
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疑問が尽きない中、グランフェリアがエラトマ・エギエネスを翻しながら急上昇してきた。
――雷槍連穿衝・壱式――
迫って来るのはあの娘だけでなく17本の雷槍もだ。それらを横移動で回避しつつ、
――
女神の陽光
(
コード・ソール
)
――
“エヴェストルム”の穂先を向け片穂のカートリッジを1発ロード、上級の火炎砲撃ソールを連射する。グランフェリアはバレルロールを繰り返して回避。
――雷槍迅穿衝・連牙――
“雷界幻矛”の連続刺突によって発生した雷撃砲をお返しとばかりに放ってくる。今度は火炎と雷光の砲撃の応酬だ。互いに回避を連続で行い、徐々に距離が近づく。頭上からは天井も近づいて来る。崩落する上層部とあの娘に挟み撃ちされた状況。今考えられる好転の術はただ1つ。戦死ではなく事故死なんて嫌だからな。アレを使おう。魔力の供給減も有る。ついに彼我の距離が10m程になったところで、
「共に死のうかしら神器王?」
「娘と心中など嫌だね。エヴェストルム、ツヴィリンゲン・シュベーアトフォルム!」
“エヴェストルム”の30cmほどの柄の半ばが分離、二剣一対形態へと変形させる。そして両方のカートリッジを1発ずつロード。
――
集い纏え
(
コード
)
、
汝の閃光槍
(
ポースゼルエル
)
――
――
集い纏え
(
コード
)
、
汝の火炎槍
(
フロガゼルエル
)
――
片穂に閃光系魔力、もう片穂に火炎を纏わせる。薙ぎ払われた雷撃を纏う“雷界幻矛”を、右手に携える蒼光纏う“エヴェストルム”で受け、間髪入れずに左手に携える蒼炎纏う“エヴェストルム”をグランフェリアの右肩に振り降ろす。あの娘は後退することで回避。この短い攻防で時間は稼げた。1つ目のジュエルシードの魔力を全て使い切り発動する大魔術。
「開け、極壁の門、聖天へ続く道を示せ」
――
聖天の極壁
(
ヒミンビョルグ
)
――
創生結界の1つ、“ヒミンビョルグ”へ続く穴を発生させ、「この魔術は!」驚愕するグランフェリアを呑み込ませる。私も続いて穴に飛び込む。これで庭園の崩壊に巻き込まれる心配は無くなった。視界が一瞬光で潰され、すぐに治まる。目を開ければ、そこは果てなど判らないほどに広大な、完全なる異界。
薄暗く、天地両方にはそれぞれの中心へ向かって渦巻く雲が存在し、どちらが天か地など判別できない。明かりは、見渡す限り続く地平線にある曙光のみ。そしてこの広大な異界の至る所にはルーンが刻まれた大小様々な球体が点在、他にも光のルーン文字が雪のように舞っている。
「ここでなら派手に暴れられるだろう、グランフェリア!!」
2つ目のジュエルシードを発動。強烈な胸痛に襲われるが、記憶消失じゃないから恐ろしくはない。400mほど先に浮遊しているあの娘が「創生結界を墓標に選ぶとはいい
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