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スーパーヒーロー戦記
第78話 集結する仮面の戦士達。デストロン最期の日(前編)
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ならないのだ。
 そして、その為にはどうしてもあれの力が必要不可欠となる。




     ***




目を覚ますと、其処は以前世話になったアミーゴの一室であった。
 体には包帯などが巻かれており、既に手当てが終了した後でもあった。
「お、気がついたか! 皆、来てくれ」
「意識が戻ったんですか?」
 別室で待機していた残りのメンバーが雪崩れ込むようにして部屋へと集まってきた。
 二人は何がなんだか分からない顔をしていた。何せ気がついたらアミーゴ店内に居て、しかも手当てまでして貰った後なのだから。
「アルフ、それにユーノ。二人共無事で良かった」
「あはは、あんまり無事じゃないけどね」
 久しぶりの再会に喜ぶ。だが、その喜びもシグナムを見た途端に二人の顔から消え去ってしまった。
「お前は! あの守護騎士!」
「アルフ?」
「何であんたが此処に居るんだい! 人をこんな体にした癖に」
 意味深な発言であった。二人にこれだけの手傷を負わせたのがかの守護騎士達だと言うのだから。
「アルフ、教えて。二人を傷つけたのはシグナム達なの?」
「あぁ……皆と逸れた後、私とユーノだけで皆を探してた時に、こいつの仲間達が突然襲い掛かってきて」
 どうやら離れ離れになった際にシグナムを除く残りの守護騎士達の襲撃を受けてしまったようだ。以前はこちらが不意打ちをしたが為に優位に勝てただろうが、今度はその逆、しかも戦力もまともに揃わない状態での戦いだったが為に完璧に敗北を喫してしまったようだ。
「二人共聞いて。今の守護騎士達は前に戦った時とは違うの」
「それはどう言う意味なの? フェイト」
「僕から説明するよ」
 フェイトに代わり光太郎が歩み寄った。無論、光太郎を初めて見るアルフとユーノは彼に警戒しているのは言うまでもない。
「あんたは?」
「僕は南光太郎。そして、仮面ライダーBLACKRX!」
「仮面ライダー……あんたも仮面ライダーだってのかい?」
 驚きの連続であった。だが、今は驚くよりも情報が欲しい。
「それで、今のあいつらが違うってのはどう言う意味なんですか?」
「今の守護騎士達は、ゴルゴムの次期創世王であるシャドームーンの呪縛を受けている。シグナムさんも、かつてはそうだったんだ」
 ゴルゴムと言う組織の名を聞くのは初めてだった。しかし、光太郎が嘘を言っているとも思えない。
 そして、目の前に居るシグナムが正常になっていると言う事は、他の騎士達も元に戻す方法があると言う証拠に他ならない。
「騎士達の呪縛を解く方法。それは俺のキングストーンを使う事です」
「キングストーン?」
「俺の体内にあるゴルゴム次期創世王の証みたいな物です」
「って、それじゃあんたもゴルゴムの?」
 アルフが驚愕の思いを顔
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