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勇者指令ダグオンA's
第十三話 俺たちの正義
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が負け始めている。

『く!馬鹿な!』

『ふん!貴様は所詮そこまでだ!』

『じいさん!!負けるな!!!』

ブレイブダグオンが最後の力を振り絞り叫んだ。

『俺たちはあんたを信じた!!だから今度はあんたが俺たちを信じろ!!』

『ノルウェールさん!!』

ウィザーダグオンも叫んだ。

『自分に負けないで!!もうあなたは自分で立ち上がれる!!』

『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!』

ハイパーフレイムナイトのソウルグラデュウスがルシファーを両断した。

『馬鹿な・・・』

『・・・俺は今まで一人だった・・・けど・・・これからの俺は仲間たちと道を歩くことができる・・・今が・・・俺のスタートラインだ』

爆発するルシファーだが同時に3つの魂のようなものが飛び去っていった。

「やったのか?」

「いや・・・奴は逃げた・・・」

「なに!!?」

あまりのことで驚く力達。

「止めを刺しきれなかったって事だ」

「そんな」

落胆する力。

「あとは俺に任せてくれ。飛鳥」

「え?」

「ありがとう」

「何が?」

「お前のおかげでなんとなく大切なことに気づいた気がする・・・これからは何とかやっていくつもりだ」

「そうですか・・・」

「おい!早くしろ!」

北斗が次元刀で空間転移の制御をしている。

「さぁ早くいきな・・・57年後に会おう」

「じいさんまたな」

ノルウェールに見送られながら力達は未来に帰っていった。

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