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遊戯王GX−音速の機械戦士−
―デッキとは―
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ボロボロのままだ。守備力を0にするにもかかわらず、守備表示で特殊召喚する《ロスト・スター・ディセント》は、扱いにくいものの活用法はある。

「ロスト・スター・ディセントで蘇生したシンクロモンスターは、レベルが1下げる! レベル6となった《ニトロ・ウォリアー》と、レベル1の《アンノウン・シンクロン》をチューニング!」

 再びシンクロ召喚されるのはレベル7のモンスターであり、その選択肢は幅広い。そしてその中から選ぶのは、シンクロモンスターのラッキーカード!

「集いし願いが新たに輝く星となる。光さす道となれ! シンクロ召喚! 現れろ、《パワー・ツール・ドラゴン》!」

パワー・ツール・ドラゴン
ATK2300
DEF2500

 黄色の装甲を装着した機械竜が現れ、その場に羽ばたいてみせた後、威嚇のように大きく鋼鉄の嘶きを上げた。その嘶きはデッキの中の三枚のカードと共鳴し、ヨハンの前に三枚のカードが表示された。

「パワー・ツール・ドラゴンの効果を発動! デッキの装備魔法を三枚選び、裏側で相手が選択したカードを手札に加える! ヨハン、お前が選べ。パワー・サーチ!」

 俺が選んだ装備魔法カードは、《団結の力》・《デーモンの斧》・《メテオ・ストライク》という汎用装備カードばかり。しかし汎用カードということは、それだけ優秀だということだ。

「へぇ、俺が選んで良いのか。右のカードにするぜ!」

 ヨハンが選んだ右のカードを手札に加え、そのままパワー・ツール・ドラゴンに装備……はしない。俺はまだ、このターンに通常召喚を行っていない。

「チューナーモンスター、《エフェクト・ヴェーラー》を召喚!」

エフェクト・ヴェーラー
ATK0
DEF0

 チューナーモンスターのラッキーカードが最後に通常召喚され、パワー・ツール・ドラゴンの周りをクルクルと旋回し始めた。

「チューナーモンスターって……またシンクロ召喚!?」

「これで最後さ。レベル7の《パワー・ツール・ドラゴン》に、レベル1の《エフェクト・ヴェーラー》をチューニング!」

 旋回していたエフェクト・ヴェーラーの軌跡が炎になり、パワー・ツール・ドラゴンの装甲が外れていく。全ての装甲が外れ落ちる直前に、フィールドに展開している《祝福の教会−リチューアル・チャーチ》の天井へと飛翔した。

「集いし命の奔流が、絆の奇跡を照らしだす。光差す道となれ! シンクロ召喚! 現れろ、《ライフ・ストリーム・ドラゴン》!」

ライフ・ストリーム・ドラゴン
ATK2900
DEF2400

 機械の装甲に身を隠した神話の竜が実体化し、その降臨した証として天井から光を放ち、その光は俺に集まっていく。

「ライフ・ストリーム・ドラゴンがシンクロ召喚に成
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