第一物語・後半-日来独立編-
第四十三章 秘めし決意《3》
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事態において学勢はこう動くと示したものだ。
後でそれに対して、社交院からなんならかの返事が返されるだろう。
一息付き、辺りを見渡す。
日来の状態は当の“日来”から報告が無いため、特に問題も無いのか。
なんにせよ、今の自分の役目は戦術を練ること。
それだけだ。
「にしても、今作戦の要でもある長からなんにも連絡が無いけど大丈夫なのかな……」
「あいつは逃げるのは得意だからな。心配するだけ無駄だ」
「流魔操作でも使って手から流魔線出して、きっとシッパイダーマンみたいにターザンしながら進んでると思うよ」
「そうだとしたら、その緊張の無さが心配なんだけどね。後、本当に失敗なんてしないよね……?」
ニチアは笑い、誤魔化す。
無用な心配を。
彼ならやってくれるだろうと、そんな温い期待を持って。
戦いはまだ、終わってはいない。
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