金稼ぎ
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る。それに自分にはどちらかというとこういう軽い武装よりも重い武装のほうがいい。
「……でも、武装なんて整えれる資金もないし……どうすっかな……」
今の状態じゃ本当にそうしようも無いと思ったため、それなら少しでも装備か何かで可能性を減らしたほうがいいと思い、武器屋に行くことにした。
ここから近いショップとなると初心者用の店が少し近くにある。そこに行ってとりあえず今ある金を使ってちょっとした装備を整えるだけでもしておいたほうがいいだろう。
「ちょっと行ってみるか」
装備を整えるために店へと向かった。
店に入って早速装備を整えるために商品棚を見る。しかし、どれも初心者用の武器といってほとんどが初期金額で買えるようなものではなく、買えたとしても自分を守る程度の防具だけだ。
しかし、防具を買うにしてもどれにするか迷う。それに白を選ぼうにもこの世界では完全に浮くために装備することはなるべく控えたい。
「どうするかな……」
商品の棚を眺めながら考えていると結構近くから銃声が聞こえてくる。最初は誰かが試しうちでもしてるのかと思えば、違う。普通ならちゃんとした場所で撃つだろうし、西部劇みたいな決闘をするなら室内ではなく屋外を選ぶだろう。
何があるのか気になってそっちに視線を移すとそこには人だかりが出来ていて間から見えるのは何か柵のようなもので囲まれた場所があった。
それだけじゃわからないため、そっちに行って何があるかを確認する。
そこにあったのは西部劇にでも出てくるような格好をしたガンマンのNPCが立っている。そして上のほうにはいままで何で気付かなかったのだろうと思うほどの大きなネオンがぴかぴか光っていた。
「……アンタッチャブル……か……」
看板を見た後、視界を下げて今の銃撃の音を発しているガンマンを見る。ガンマンは近づいてくるプレイヤーに弾丸を打ち続けている。プレイヤーもその弾丸を弾丸予測線という銃口から出ている線を何とかいくぐって先に進んでいる
しかし八メートルほど進んだあたりになるとガンマンのリボルバーでのリロード速度などがありえないような速さになるとプレイヤーは避けることが出来ずに当たって終わった。
「八メートルラインからはあんなふうになるのか……」
見た感じ自分でも出来そうな気がしたし、それに一回五百クレジット、そしてキャリーオーバーは現在は十万をすこし超えたあたりだった。
これでもしあのガンマンに触れることが出来ればいい装備はそろえられるだろう。そう思い挑戦することにした。
キャッシャーに右手を置いて、金額を払うと柵の中に入る。そしてガンマンから、『てめぇのケツを月まですっ飛ばしてやるぜ』と訳せる英語の言葉を言ってきたので
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