金稼ぎ
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
アミュスフィアを被る。
「…さてと、行くとしますか……リンクスタート」
そして仮想世界にまた潜り始めた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
今回はコンバートのため、アイテムは買っている家に全て詰め込んできている。なので損失することは無い。しばらくして、ロードのマークが消えるとGGOの街に降り立った。
そこはSAOやALO、それにBFOのどれにも似つかない風景をした場所であった。SAOやALOと言ったファンタジー系の街並みでなく、かといってBFOやのようにどこかの歴史を感じさせるものでもない。
何層にもフロアが重なり、ところどころにエレベータやエスカレータの光がちらちらと見えてとても未来的な街並みに圧倒される。
「すげーな……こんな未来的な街並みか……今までやってきたゲームとはまったく違う世界観だな。まあ、してたのがSAOとALOとBFOだけだしな」
あたりは今までと違った感じで好奇心が沸いて来る。近未来的な街並みを歩きは始めた。
時間が時間のため結構なプレイヤーがおり、街もなかなかにぎやかな状態である。それにこの猥雑した感じがSAOにもあったアルゲードにも似ていて懐かしい。キリトなら喜びそうなところだろう。
「そういえば初期装備ってどんなのなんだ?」
さすがに自分のことはある程度は知っておいたほうがいいと考え、ウィンドウを開き初期装備を確認する。
「えっと……ベレッタM92……名前は聞いたことあるけど性能はよく知らん…それとバタフライナイフか。これがGGOでの初期装備なのか……まあ銃の種類なんて俺にはわからないからこれから知っていけばいいか」
ウィンドウを閉じて顔を上げるとちょうど目の前にあるショーケースに自分の顔が映る。現実とは多少似ているような感じの容姿だ。別に変わるようなことがなかったのはいいことだろう。顔が違う自分というのはどこか違和感を覚えるため、このほうがいいだろう。
「あんま変わらないのはいいんだけど、現実でも近いから間違われたりするんじゃないのか、普通?まあ、別に関係ないか。それよりも銃の扱い方をしっかりと知っといたほうがいいからマニュアル開いてっと」
マニュアルを開き、ついてのことを暗記する。しかし、実際に見た程度だとどういう感じかは理論的にわかるが実際にやってみないと分からないこともある。
だが、実戦をやるなら外に行くのがいいだろうが、まだ初期装備の状態で他のプレイヤー、一人なら何とかやれるかもしれないが、複数、もしくは遠距離からの狙撃となるとたぶん勝てる可能性は低いだろう。
「それに武器がこれだけじゃな……」
太もものホルスターとポケットにしまってあるベレッタとバタフライナイフだけじゃどうも心許ない気がす
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ