合格祝い
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は和谷はいつも真剣だった。塔矢の不戦敗に激怒したこともあったし、伊角の不調にイラついたこともあった。そんな和谷だからこそ試験の厳しさを受け入れている。
「はい、分かっています。けど」
「今日くらいは楽しもうぜ、岡」
ヒカルも岡に言い聞かせると岡は硬くなった表情を僅かに緩めて頷いた。本田は岡の肩にぽんぽんと手を置いて岡と目を合わせる。
「庄司も来年があるさ」
庄司はいつの間にか合格レースから脱落していった。岡とセットでダークホースだと言われていたが、結果はむなしいものになった。「合格して北斗杯に絶対出てやる」と誓っていた庄司は、不合格になって以来、北斗杯に憧れる前の院生時代の自分の甘さを責め、ひどく落ち込んだ。岡から電話がかかってきても、全て無視した。
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