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銀色の魔法少女
第二十話 復活 後編
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 それは海に直撃するだけでは止まらず、海底を砕き、その水深を数十メートル深めてようやくおさまった。

「まったく、アレを喰らえば即死じゃな」

 ユーノの腰に手を回して抱きかかえたまま、遼が呟く。

「あの、そろそろ離してもらえると――」

「だめじゃ、最低限骨がくっつくまでこのままでおれ」

 ユーノが顔を真っ赤にしてうつむく。

 遼に抱きつかれた時にユーノは気づいてしまった。

 男性には決してない、成長途中の胸の膨らみに。

 遼のバリアジャケットは全身黒でわかりづらいが、触ればちゃんと確認できてしまった。

 こうして、ユーノは危機的状況の中、とても恥ずかしい思いを経験することになる。


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