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【完結】剣製の魔法少女戦記
第五章 StrikerS編
第百三十一話  『ティアナとのお話(後編)』
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の力を出し切ればいいんだ。

「シホさん…気づかせてくれてありがとうございます。
あたし、もう少しで大きな間違いを侵すところでした」
「そう。吹っ切れたようね。ティアナ、今あなたいい笑顔を浮かべているわよ?」
「そうですか…?」
「ええ。無理をしなくてもいいの。
自然体のままの方が力を存分に発揮できるわ。
だから明日の模擬戦、楽しみにしているわよ」
「はい! ありがとうございます!!」
「ええ。それじゃもう夜も遅いからさっさと寝て明日に備えなさい」
「わかりました!」

そうだ。あたしの今まで培ってきた成果を出していけばいいんだ。
無理無茶はせず自身の信じてきた力を…!
シホさんから習った一つの言葉…常にイメージするのは最強の自分!
そしてあたしは部屋に戻ると、

「あ、ティア。おかえり。シホさんに呼ばれていたようだったけど大丈夫…?」
「大丈夫よ、スバル。それよりスバル…」
「ん?」
「明日の模擬戦だけど、今日まで考えていた無茶な作戦はなしで行くわ」
「えっ!? で、でもいいの? せっかく二人で試行錯誤して考えてきたのに…」
「ええ、もういいのよ。あたしはあたしの力を全部出しきればいいんだから…」
「そうなんだ。ところでティア…なにか変わった?」
「そういうあんたが変わっていないのよ。あたしはこれからもランスターの魔法を証明していくわ。
だけどもう無茶はしないって決めたのよ」
「そっか…。よかったぁ〜…今までティア、余裕がないみたいであたし、心配していたんだ」
「そっか…。そうね、確かにシホさんの言う通りだったわね。
あたしは視野が気づかないうちに狭くなっていた。
こんなに頼れる相棒が近くにいるのにね」

あたしはそう言ってスバルの頭を撫でる。

「ティア〜、もっと撫でて〜」
「調子に乗るんじゃないわよ!」
「ギブギブギブ!!?」

スバルの首を思いっきり絞めてやった。
今日は久しぶりにいい眠りができそうね。



◆◇―――――――――◇◆



Side シホ・E・S・高町



ティアナが部屋から出て行ってしばらくした後、

「もう出てきてもいいわよ? なのは、フェイト、ヴィータ、シグナム、フィア、はやて、シャーリー?」

私がこのためにわざわざ投影したあらゆる魔術的な探知を遮断・透過する『身隠しの布』をみんなに渡して全員の気配を消させていたのだ。
それを解除するとわらわらとなのは達が狭い空間から出てきた。

「はぁ〜…苦しかったわ。でも、さすがシホちゃんの青い君の秘密道具にも匹敵する宝具の布やね。
私達七人の気配をあの幻術使いのティアナに察知させないやなんてな」
「それよりシュバインオーグ。いい話だったぞ」
「そうだな。ティアナ
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