高城家2
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「ん?おっ松戸さん、どうしたの?」
「いえ、奥様から乗ってきた車両を回収してこいって言われてものでね。高茂くんも一緒じゃなきゃいけないとか聞いたから探しに行こうと思ってたんだよ」
「OKOK。今行くよ。つーことで孝、俺ちょっと車両を持ってこなくちゃあいけないから行ってくるわ。あっ話は進めてもいいよ。俺は従うだけだから」
そう言って部屋を出る
〜道路〜
「いやぁ〜助かりましたよ〜重い空気になってたんでね。」
「グットタイミングってやつか。そりゃあよかった。にしてもストライカーとはね。これは驚いたよ」
「慣れれば普通の車と変わらないですよ。操縦も楽だし」
「へへっこういう車をいじれるのは最高だよ。さっ早く家に戻って仕事しなきゃな!」
そう言って二人で手分けして車両を戻すことができたのだった。車両は車庫の方に置いた。手伝おうとしたが松戸さんが大丈夫と言ったのでそこは任せることにした。
「さぁ〜てこれからどうしようかね〜?」
そんなことを考えていると右手の角から荘一郎が出てきた。冴子も一緒だった
「あっ!荘一郎おじさん!」
「む?おぉ、脩の息子、武蔵じゃないか!」
そう言って笑う荘一郎
「随分と久しいな。元気にしてたか?」
「えぇ、お陰さまで!それにしても、どこに行ってたんですか?俺らが来た時にはいなかったようだけど」
「うむ、避難民に食料や飲料水、それに燃料などを一緒に取りに行っていたのだ。そうだ。毒島先生の娘さんと一緒に来てはくれないか?久々に話がしたい」
「えぇ、いいですよ。」
そう言って冴子と一緒に離れへと向かっていた
〜離れ〜
現在、冴子・高茂・荘一郎の三人で談笑していた。
「そうだ。毒島くんに見て貰いたいものがあるのだ。」
そう言って後ろから一本の刀を取り出す
「これは・・・・・・誠に見事なものです」
「視えるか?」
「反りの浅い刀。村田銃で知られる村田刀ですね」
「その通り!いやはや感服した!」
「すごいっすね先輩分かるなんて」
「うむ、よく父に見せてもらったのだよ。色々な刀をな。だからだ」
そう言って刀を返そうとするが
「それは貴女の物だ」
荘一郎が言った
「言葉の意味が取れませんが?」
「私も毒島先生の指南を受けたことがある。その礼ということだ」
「ならば、父に渡すのが相応でしょう。ほかにあるのではないですか?」
「おじさん、素直に言ったほうがいいと思うよ?」
「うむ、そうだな。あの不出来な娘のことだ。」
「それならば貴方方のそばに置いておくのではないでしょうか?彼女を助けたことはあります。しかし、それは私の一存では
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