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Magical Girl Lyrical NANOHA− 復元する者 −
第7話 BLUE-LIGHT
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ーー夢を見た。
ーーゆっくり緩やかに……。
ーー誰かが、僕を抱えて歩いていく。
ーー抱えられた僕の体躯は小さく。
ーーそう……赤ん坊の様だ。
ーー抱えてるのは母だろうか?
ーー瞼はまだ閉じられ、光が瞳に射し込むの拒んでいる。
ーー見えない誰かに抱えられ、僕はゆらゆらと微睡みの中に落ちていく。
ーーもう眠りに付く寸前で、僕を抱えている人物が声を掛けてくる。
"・・・・■■■……ゴメンね・・・・。"
ーー……知らない女性の声。
ーーでも、何処か懐かしく……安らぐ声音。
ーー・・・・■■■とは誰だ?
ーー僕の名前は、高町 葛葉だ……。
ーー……貴女は誰だ?
"『復元』を司る我が息子……原初の『召還せし者』よ。貴女の歩む道に後悔が亡き事を祈ります"
ーー復元?……原初?……『
復元する原初の世界
(
ダ・カーポ・ゼロ
)
』の事か?
ーー何故、知っている……息子って何だ。
"何れ、訪れる災厄を祓い……総ての魔導師を導く者となりなさい。それが貴方の定め………そして、これは私的なお願い……どうか、あの人とあの娘を救って上げて・・・『
運命
(
フェイト
)
』"と、プロジェクトの名前を付けられた可哀想な子を……。
ーー災厄……?なんだそれは?……それに『フェイト』?アイツがどうした?……僕と何の関係がある。
ーーアンタは僕の何なんだ?
"眠りなさい、■■■……。次に目覚めた時が貴方の始まり……どうか、身勝手な母親を許して"
ーー違う……アンタは僕の母親はじゃない。
ーー僕の母親は、高町 桃子だ。
ーーお前じゃない・・・・。
ーーお前の様なーーーー。
第7話 [BLUE-LIGHT]
ーー・・・・っきて!
ーー・・・・っきてよ!葛葉!
誰かが呼ぶ声。
徐々に微睡みから覚めていく。
瞑られた瞼を開く、暖かな陽光が瞳を射してくる。
開かれた目に最初に入ってきたのは、妹の顔。
なのはが僕を起こそうと身体を揺すっている。
起きたの気付いたのか揺するのを止めて、挨拶をしてくる。
「おはよう、葛葉!朝だよ」
「見れば分かる……なんで僕の部屋に入るんだ?」
起き抜けで頭が寝ぼけている。
思考がハッキリとしない。
夢を見ていた気がするが……む、思い出せない。
「どうしたの?難しい顔して……」
「・・・何でもない。それより、着替えたいから部屋から出ろ。急いで支度する」
「?……そんなに急がなくても良いと思うけどーーー」
「時計・・・・」
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