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Magical Girl Lyrical NANOHA− 復元する者 −
第7話 BLUE-LIGHT
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ら声を掛けられた。


「マスター!?何処にいくの!?」


サクラがなのはを介抱しながら葛葉に向かって大声で問い掛けた。
葛葉はサクラに視線を向けると……


「サクラ……暫く、僕は家に帰らない。なのはを頼んだぞ?」

「ほぇ!?」

「じゃあな〜〜」

「ちょ、ちょっと、マスター!?」


葛葉はサクラの静止の声を無視し、瞬、なのはを一瞥すると踵を返して去っていく。
魔力で身体強化を行い、ビルの屋上へと跳躍する。
アルフもそれに追随し、二人はビルの雑踏に紛れ、夜の闇に消えていく。
急な家出?宣言をして行方を眩ます己が主の去っていった方向を、サクラとユーノは呆然と眺めていった。









・・・・サクラ達と別れて、葛葉はアルフを伴って彼女達の部屋に入る。
フェイトを抱えながら、玄関を通ると、広いリビングに出た。
リビングに備え付けられたソファーを確認すると、フェイトを起こさないように、静かにソファーへと身体を横たえる。


「バルディッシュだったか?……バリアジャケットを解除しろ。自分の主を、ずっとその格好で寝かせておくつもりか?」

『Jack……et ……off……』


葛葉の指摘に彼女の愛機はバリアジャケットを解除する。
私服姿になったフェイトの手の中で待機状態に戻る。
待機形態である三角形の形をしたブローチは、所々に細かい亀裂が見てとれた。
バルディッシを持つ手に葛葉が片手を置き……


「ーー『復元する原初の世界(ダ・カーポ・ゼロ)』ーー」


重ねられた手の隙間から蒼い光が淡く漏れる。
徐々に光が収まり、消えていく。
重ねていた手を退けると、そこには先程まで亀裂の生じていた筈のバルディッシュが元のままの状態に復元さろていた。
それを見てアルフが葛葉に問い掛けた。


「アンタ、何したんだい?」

「ただ損傷する前の状態に戻しただけだ」

「"戻す"?」


葛葉の返答にアルフが首を傾げる。
まぁ、コイツらの魔法にこういった魔法は恐らくないだろうしな。
分類としては時間逆行……か?


「ようするに壊れる前の状態まで物体の"時間"を"巻き戻した"」

「はぁ!?」


余りにも自分の常識外の回答い驚愕する。
そんな魔法見たことも聞いたこともない。
時間を巻き戻すなんて最早、奇跡に等しい。


「一体、何者だい?アンタ……」

「前にも言ったろ?只の『マホウツカイ』だよ」


そもそも、その『マホウツカイ』という存在がアルフには理解出来ない。
魔導師と何が違うのだろうか?


「ちょっと珍しい稀少技能(レアスキル)を持った魔導師程度の認識で良い。存在自体が稀少
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