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Magical Girl Lyrical NANOHA− 復元する者 −
第7話 BLUE-LIGHT
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険に扱われ、頬を膨らませてなのはも部屋に戻っていく。
二人が部屋に戻ったの軽く身を起こして確認すると、再びソファーに横たわり目を瞑る。

朝から夢に関して考察し続け、ずっとこの調子の葛葉。
思いだそうとしても思い出せないのが、"夢"
あまりにも気になる内容にずっと頭を悩ませる。
きっと鍵になるのは、あの少女。
綺麗な金髪をした可愛らしい女の子。
夢の中の人物も呼んでいた。
彼女と自分に何の繋がりがあるのだろうか。

更に、夢の中で語りかけてきた女性。
彼女も何者だろうか。
不愉快な事を言われた様な気がするが、どうしてだか心が落ち着く。


(はぁ〜……夢ごときでこんなに悩むとは……)


少し憂鬱な気分になる。
感情の行き場がなく、思考が狂う。
今までの人生でなかった事だ。


(う〜ん……アイツと話せば、多少は結論は出るかな?)


分からなくて半ば自棄になり始めていた。
そもそもの問題の争点は、黒髪の女性とフェイトだ。
夢でうろ覚えながら焼き付いているこの二つが頭を悩ます原因と云える。
となれば、黒髪の女性に関しては何も情報がないが、フェイトとは顔見知りである。
あの金髪の少女と黒髪の女性が述べていたプロジェクトとやらの子供が同一人物かどうかは分からないが。
『フェイト』なんて珍しい名前はそうそうないはず。


(夜にでも会いにいくかな〜……家は知ってるし)


……憂鬱な気分を晴らすために。
ちょっと癒しを求めに行こう。
ポンコツ精霊と妹様では癒されないのです。









★★★★★




ーー夜でありながら、昼間の如く。

ーー闇夜を照らす街の光。

ーー街の中には多くの人々。

ーー己の居場所に帰る者。

ーー此れから、活動を始める者


多種多様な人々が街の中を行き交っていた。
そんな中で、ビルの頂上からそれを見下ろす二人の人影。


黒衣を纏った綺麗な金髪の少女。
傍らに控える様に立つオレンジ髪の使い魔。
少女はデバイスを携えて眼下にある街を見詰めていた。
二言三言話すと少女は斧の形態をしたデバイスを掲げる。
その瞬間……彼女を起点に魔力の柱が上がり、雲一つ無かった夜空が雷雲に覆われる。
雷雲から雷が迸り始めた。



その様子をなのはやユーノ、サクラは市内から確認。
ユーノは慌てて、周囲に広域結界を敷く。
結界に包まれた市内で雷が降り注ぐ。
降り注がれた雷の魔力流に反応して市内の一部の箇所から蒼い光が立ち上る。

……ジュエルシードの強制発動。

急いでなのはと念話で連絡を取り、合流すべくサクラと共に結界内を走る。
走っていると二つの閃光が一点の場所で激突する
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