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Magical Girl Lyrical NANOHA− 復元する者 −
第7話 BLUE-LIGHT
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葛葉の指摘になのはが部屋に置かれた時計に目を向ける。
示された時刻は、0720。
ここから飯を抜きにしてバス停まで走っても、凡そ10分は掛かる。
それを踏まえると時間的に余裕はない。
時間を見て、なのはの表情が固まる。
間をおいて、なのはの口から大声が上がる。
「ふ、ふぇぇぇぇぇ〜〜!?な、何で、もうこんな時間!?」
絶叫に近い声が葛葉の私室にこだまする。
余りの煩さに耳を塞ぐ。
朝っぱら騒がしい奴だ。
「良いから、さっさと部屋を出ろ。着替えられん」
「う、うん……じゃあ、待ってるね」
「気を使わんでいい。先に行け。お前の歩行速度ならギリギリだろうが」
「そ、そこまで遅くないよ」
「良いから行け」と無理矢理、先に登校するように促す。
渋々といった様子で、部屋を出ていく。
なのはを部屋から出ていくのを見届けると、クローゼットに近付き、着替え始める。
着替えながら、眠っている間、見ていたであろう夢について考える。
内容は思い出せないが、心に何か引っ掛かるモノがある。
想いだそうとして、脳裏に浮かぶのは、会った事もない黒髪の女性……そして。
(『フェイト』……アイツの名前が何故出てくる?)
夢で告げられた、会ったばかりの金色の少女の名前。
マンションまで彼女を送り届けたのは、記憶に新しい。
だからといって、夢に見るまで深い付き合いではない。
どうも、おかしい夢を見たせいで気分が優れない。
このまま、学校をサボってしまおうかと思い始める。
(まぁ……たまには良いかな。どうせ授業内容なんて全部知ってる事だし)
心の中で結論付け、リビングにいるであろう母に会う為、部屋を出る。
存分に具合の悪い演技をして、母から休んでいいとの許可をもらい、部屋に戻ろうと二階に上がっていく。
そんな息子の姿を、しょうがない子ね……と少し呆れた様な声を漏らしながら、普段手の掛からない、聞き分けの良い我が子の珍しい不良な行動におかしさを感じながらも、何処か楽しげな顔で見送った。
その後…優れない気分をクリーンにするため
ベッドに横になり、ふて寝をする事にした葛葉であった。
ーー放課後・・・・。
聖祥小の校門前にて。
四人の少女が門を通り、下校しようとしている。
その中の1人、金髪で快活そうな少女は不機嫌そうな顔付きでズカズカ歩いている。
その後ろから、紫髪の少女が茶髪の少女を気遣うように声を掛けている。
その更に後ろでその光景をハラハラしながら見るプラチナブロンドの少女。
「じゃあ、なのはちゃん、今日も来れないの?」
「うん、ゴメンね?」
「別に良いわよ!大事な用事なん
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