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学園黙示録 終末と武器商人
高城家
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ていましてね。ほとんど両親のおかげです」

「いい息子に育ったわね。雪ちゃんもきっと喜んでるわ。」

「そうですかね?まぁ、それは置いといて、小室たちの話をさせてもらいます」

「孝ちゃんたちの?」

「えぇ、小室たちは親を探しにここを離れると思います。その時は俺も離れると思います。」

「そう。それは残念ね。あなたがいれば百人力でしょうし、荘一郎さんも喜ぶと思うわ」

「荘一郎おじさんには世話になりました。でも、俺にはやらなきゃいけない仕事がありましてね。」

「・・・・・・仇討ち?」

百合子も察したように言う

「親父やお袋がどう思うかは分かりません。しかし、俺自身が納得しないんです。しかも、この時でなければ全うできないと思います。チャンスはここだけなんです」

「・・・・・・・分かったわ。あなたがそう思うのならば止めはしない。でも、これだけは覚えておいて、あなたの両親は、修さんや雪ちゃんは、あなたのためならばきっとどんなことでもすると思うわ。だから、あなた自身が闇に囚われないで」

「えぇ、肝に銘じておきます。では、失礼しますね」

そう言って高茂は部屋を出ていく

「・・・・・修さん、雪ちゃん、どうか自分の息子は見守ってあげてね」

窓の外を見ながら言う百合子だった

〜高茂の部屋〜

高茂は部屋に戻り、自分の武器、装備を調整していた

コンコン 

部屋のドアが叩かれる

「はい、どうぞ〜」

高茂の一言でドアが開かれる。そこには着物姿の琴魅と冴子の姿があった

「部屋に戻られたとのことなので来ちゃいました」

「ふ、二人共その格好は」

「あ、ああ、これは、服が汚れてしまってな。代わりにということで百合子さんから着物を借りたのだ。」

冴子は珍しく赤くなりがら説明をした

「そ、そっか。二人共よく似合ってるよ。大和撫子ってこういうことを言うんだろうな」

そう言って三人とも赤くなり言葉が詰まってしまう

「そ、そうだ。高茂君。ちょっと外を歩いてみないか?私も琴魅君も暇をしていてね」

話題を変えようと冴子が言う

「ああ、着物美女二人のお誘いとあらば喜んで」

そう言って置いてある武器をしまい。二人と共に部屋を出たのだった
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