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『もしも門が1941年の大日本帝国に開いたら……』
未来編その二
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やろな」

 片瀬の指摘に樹はそう言った。

「いざとなったらパンツァーファウストをぶっぱなしゃあええんや」

 俺は片瀬にそう言った。

「……暗くなりますね」

 空は既に闇に包まれようとしていた。

「連絡が来るのが遅かったからな」

 樹は知らなかった。

 あの死神と出会うのが夜中だという事を……。



「それと私はヒルダで構わないぞ。国の皆もそう言ってたからな」

「そうか、ならヒルダと呼ぶからな」




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