第十一話 変革の予兆
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
カを持ちながらそう言った。
◇
「こいつは確かに手強いな……」
タンホイザーがローエングリン砲に向かい放たれるがゲルズゲーが正面に立ち、リフレクターで防いだのを見て、アスランは思わずそう呟く。
収束ビーム砲を放ち、こちらに気を引くが攻撃は防がれる。逆にビーム砲やビームライフルによる連撃を放ってきてこちらを近づけさせない。
「厄介な奴だ!シンは一人でこれと似たようなのを倒したのか……負けてられないな」
ビームライフルを放ち足を止める。まずは接近しようと近づくがビーム砲によって迂闊に近づけない。それならばと変形し背後に回り込んで接近しようとするが、
「なッ!?」
戦艦主砲並の威力を持つ2連装125mm滑腔砲が放たれシールドで防ぐ。その衝撃に吹き飛ばされそうになっている隙に、距離を離し、反転してこちらにビームを放たれる。
「やらせるかッ!」
こちらもビームライフルを放ちながら回避する。不意を突いたにもかかわらず反撃されたせいかゲルズゲーはリフレクターが間に合わず、手に持っていたビームライフルを撃ち抜かれる。
「今だッ!」
今度こそとばかりに、ビームサーベルを抜出、切り掛かる。脚部をクローのように扱い迎撃しようとするがビームコーティングをされていない脚部では防ぐことも出来ずに逆に切り裂かれた。急いでスラスターを使い離れようとするが機動力で劣っているゲルズゲーにその術はなく、セイバーに止めを刺される事となった。
◇
セイバーがゲルズゲーの足を切断するのと同時にインパルスが坑道を抜けて現れる。既に第二射の発射態勢にに入っており、シンはすぐさま破壊しようと動く。
『こ、こいつ、どこから!?』
『旧式でも何でもいい、直に出せ!ローエングリンは既に発射態勢に入ってるんだぞ!時間を稼がせるんだ!!』
ダガーや防衛用の火砲が現れるが、インパルスはビームライフルで火砲を潰し、接近してきたダガーをナイフでコックピットごと一突きする。そして、発射しようとしているローエングリン砲にダガーを投げつけ、そのままビームライフルで誘爆させた。
間近で爆発したローエングリンの爆風に煽られる。インパルスはシールドを構えながら後ろに下がっていった。
◇
ゲルズゲーとローエングリン砲、出撃した殆どのMS部隊を落とされた連合に抵抗する余力など残されておらず基地に残った残存兵はその殆どが撤退した。
しかし、現地のレジスタンスによる報復もあり一部の逃げ遅れた連合の兵士は捕虜として扱われずに処刑されていく。その様子を見たアスランは僅かに陰りが見える。
「あれが気になるのか?」
マーレがアスランに声を掛ける。
「撃たれたから撃っ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ