IFストーリー はやて編
[2/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
っさり死ぬ。だからこそ毎日を大事に生きろ」
「は、はぁ………」
「じゃあな」
そう言って田中太郎ははやてに背を向けて歩きだした。
「何か変わった人やなぁ………ってお礼!!」
しかし気が付いた時には既に姿が無く、はやて1人になっていた。
「あっ学校も!!」
気がついたはやては慌てて学校に向かうのであった………
「いやぁ大変やったよ………もう少しでお天道様の所へ行くとこやった!!!」
授業に遅刻したはやては取り敢えず後ろの扉からこっそり入ったのだが、直ぐに先生に見つかり笑われながら席に着いた。
そして授業が終わり、友達が来たときに今朝の話をしたのだった。
「このおバカ!!!」
「あたっ!?」
友達の1人、アリサ・バニングスにチョップを落とされ、重い痛みを感じる頭を抑えた。
「アンタ何笑いながら言ってるのよ!!アンタ下手したら死んでたのよ!!!」
「いや、だから笑い話にしようと………」
「いや、誰も笑えないよ………」
そんな月村すずかの言葉にその場にいたメンバーは深く頷いた。
「だけどはやて、はやてを助けてくれたのって誰なの?」
「そうだね、まるで王子様みたいな人だね〜!!」
同じ魔導師であるフェイト・T・ハラオウンと高町なのはがそれぞれはやてに聞いてくる。
「えっとな………確か田中太郎って言ってたような………」
「田中………?」
「太郎………?」
「偽名だよね………?」
「うん、私もそう思う………」
先ほど王子様と言って目をキラキラさせていたなのはさえ、残念そうに偽名だと呟いた。
「そうなんや………あの時はボーッとしてたから気がつかなかったから何も言わへんかったけど、今思うとありえへんな………って」
「謙虚な人だったのかな?」
「まさかはやての事をうっとおしいと思って………」
「アリサちゃん、それどういう意味や………?」
睨むはやてにベロを出してそっぽを向くアリサ。
「あはは………まあとにかく、名前が分からなければお礼のしようも無いね」
「そうなんよ………ただうちの制服だって事は分かってんやけど………」
「それだけじゃ見つけるのは難しいわね
「出来ればまた会ってちゃんとお礼を言いたいんやけどな………」
そう俯くはやてに4人もどうにかしたいと思うのだが、やはり手当り次第探すしかいい案が浮かんでこない。
「あれ………?」
「どうしたんやすずかちゃん?」
そんな中、グラウンドを見たすずかが不意に呟いた。
「あれって………確か有栖君だ」
「有栖………ってあのC組に居る不良の有栖零治?」
「そう。私、小学校の時同じクラスになった事あるから知ってるんだ。一体何処
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ