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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
FAIRYTALE in PERSEUS
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なものは後でも出来るからな。次は旗印を盾にゲームを申し込み、名をいただこうか。」
ルイオスの顔から一気に血の気が引く。
今の自分には、騎士達も、アルゴールもいない。
もう自分には、たいした戦力が無いことに気がついたのだ。
「その二つが手に入った後は、“ペルセウス”が永遠に活動できないほどに貶め続けてやるつもりだが・・・」
「や、やめろ・・・!」
ルイオスは今になって気づく。
自分達は・・・いや、自分は崩壊の危機に立っているのだと。
「それが嫌なら・・・来いよ、ペルセウス。命がけで、俺を楽しませろ。」
ルイオスは始めてこのゲームに対して真剣になり、十六夜に立ち向かう。
「負けて、たまるかあああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
ルイオスと十六夜の拳が交差し、勝敗は決まった。
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「「「「じゃあこれからよろしく、メイドさん」」」」
レティシアは、十六夜たちの所有権は自分達にある、という主張を呑み、25%ずつの所有権で、“ノーネーム”三人目のメイドとなった。
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ペルセウスとのゲームの三日後、貯水池付近にてノーネームの歓迎会を行っていた。
「えーそれでは! 異世界からの四人の新たな同士と、メイドさん三人の歓迎会を始めます!」
黒ウサギの声とともに、子供達の歓声が上がる。
そんな中、一輝たち三人は一箇所に固まって食事を取っていた。
「何度聞いても、この人数の子どもがいっせいに声を上げると、かなりのものだよな。」
「ほんとうね。・・・慣れるまで、まだかかりそう。」
「元気でいいじゃないですか。」
談笑をしながら食事を取っていると、黒ウサギが大きな声で注目を促す。
「それではただいまより、本日の一大イベントが始まります!箱庭の天幕に注目してください!」
一輝たちは全員そろって天幕に集中する。
「・・・・あっ」
誰かが声を上げるのと同時に、流星群が流れ始める。
「この流星群を起こしたのは他でもない、我々の新たなる同士達です。
ペルセウスは“サウザンドアイズ”を追放され、あの星空からも旗を降ろすことになりました。
さあ皆さん、今日は一杯騒ぎましょう!!」
「・・・これは予想外だったな。」
「きれいね・・・」
「はい・・・」
二人は放心状態だった。
そんな幸せそうな顔を見て、一輝は再び覚悟をきめる。
《絶対に、次こそは絶対に、この場所を失わない。もう二度と、居場所を失ってたまるものか。大切な人を・・・失ってたまるものか。》
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